新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

絶対に消えぬ

2017年11月26日 21時16分12秒 | 写真と俳句

 老いるにつれ、ぽんぽんとモノを言ったり、言われたりする機会が少なくなってきた。

 みんな大人になって、上手に妥協点を見出しているのかもしれない。

 それでも時には、ビックリするようなことを言われることもある。

 言われた側ですら、ひどく感心してしまうほどの啖呵を切られたこともあった。

 しかし、言う側にとっても言われる側にとっても、決して後味はよくないはずだ。

 「いや、ガッツリと言ったんで、すっきりした」と言う人がいたら、お付き合いはご免だ。

 生まれて以来、一度も言われたことのない悪口を浴びせられれば、尚更のこと。

 もうこの歳になれば、イザコザは真っ平ご免。

 それには原因を作らないことが肝腎だ。

 万が一そんな事態に陥ったら、詫びを言いながら逃げるの一手しかない。

 こちらが悪かったとしても、やっつけられた無念は、なかなか消えるものではない。

 まして恥辱は消えぬものなのだ。

   枯れ蔦や恥辱は斯くも消えぬのか   ひよどり 一平

  (かれつたやちじょくはかくもきえぬのか)

コメント (2)
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