新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

慟哭

2015年03月09日 15時56分56秒 | 身辺雑記

 戦艦「武蔵」の画像が、インターネット上で公開された。専門家の話によれば、ほぼ「武蔵」に間違いないようだ。

 昭和19年10月、旧日本海軍の戦艦「武蔵」はフィリッピンのレイテ湾に向かう途中、アメリカ軍の攻撃を受けて撃沈された。

 しかし、行方は分からないままになっていた。

 この度、アメリカのポール・アレン氏(マイクロソフト社の共同創業者)が、「武蔵」だとする映像を公開した。

 今年はあの敗戦から70年目にあたる。

 戦勝各国は、それぞれ記念のイベントを計画している。

 中国では今年を、「反ファシスト戦争・抗日戦争勝利70周年」と位置づけ、歴史カードで圧力を加えて来そうだ。

 韓国ではどのようなイベントを計画するのだろうか。

 そのような折、戦艦「武蔵」が発見された。

 今年は厄介なことになるのだろうか。安倍総理には慎重な発言を願いたいものだ。

     戦艦「武蔵」の発見

    慟哭の水漬く武蔵や春の潮   ひよどり

    

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春寒し

2015年03月08日 18時38分45秒 | 身辺雑記

 一気には温かくなってくれません。とても意地悪な天気です。

 しかし、間違いなく季節は巡っているらしい。

 枝を伝う雨滴には、どことなく柔らかさがありそうに感じます。

 身体も目覚めはじめているようです。

    春雨や術後の疵のやはらかき    ひよどり

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人の死と春の芽立ち

2015年03月03日 19時43分38秒 | 身辺雑記

 義兄が死んで、今日が告別式。

 午前中はとても寒かった。

 脳梗塞で倒れ、意識混濁が10日間ほど続き、他界した。静かな旅立ちであった。

 今の時期、火葬場は混み合っているらしく、幾日か待たされた。やはり、人が死ぬのは、季節の変わり目に多いのだろうか。

 孫の幾人かが告別式に参列していた。

 「おじいちゃん」とのお別れは、悲しそうだった。目を擦っていた姿は痛々しかった。とても印象に残るいい場面でもあった。

 私が幼かった頃、「出世前の子供に遺体を見せるものではない」という意見もあったようだ。私もそのように思っていた。

 しかし、今回のことで、私の気持ちは変わりそうだ。「死」の厳粛な事実を見せることは、成長過程の子供にとって、意味のあることかもしれない。

 決して、「私の遺体を孫に見せろ」と言っているわけではない。わが身に置き換えて考えると、「可哀想かなァ」という思いが強い。

 火葬場の経験をさせることには、いささか疑問は残る。いいか悪いか、今の私には判断できない。むしろ、「否」のほうが勝っている。

 写真は薔薇の芽。大きな棘に守られ、紅色の芽立ちは美しい。生きる勢いが感じられる。

 やはり、春はいい!

 

 

 

 

 

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