新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

猛禽の目

2016年02月04日 08時05分45秒 | 写真と俳句

 猛禽の嘴は鋭くて強い。あのような嘴で突かれたら、ひとたまりもあるまい。

 反面、この目の悲しさは何だ?

 猛々しいとだけ思っていた猛禽の悲しげな目。

 ひどく心打たれ、不覚にもうろたえた。

 もはやこの目は獲物を狙えない。狙っていない。

 だとしても、この悲しさは、何なのだ!?

     寒明けの猛禽の目の切なさよ    ひよどり 一平

 

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2 コメント

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おはようございます (鎌ちゃん)
2016-02-05 07:24:05
「寒明けの猛禽の目の切なさよ」
人間も、どうやらそうですね。
表面、強がって見せていても、その裏返しで、実はとても寂しい奴であったりして。
今回の、清原事件の問題でもそれを感じます。
輝かしい経歴があったぶんだけ、終わった後の寂しさが・・・・。
彼ほどではないですが、退職してからの寂しさは、私も続いています。
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Unknown (太郎ママ)
2016-02-05 07:52:57
現役時代を必死で過ごして、やれやれと一呼吸した後の虚しさとでもいうのでしょうか。
体力の減退が心の弱さにも繋がってきますね。
私もキッチン卒業組みになって10数年経ちますが、残りの人生をどうやって過ごせるか? 大きな関心ごとです。
このワシの目にもそうですが、肩にもその悲しさが滲んでいますね。
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