紫陽花や斯くも主の心延へ ひよどり 一平
(あじさいやかくもあるじのこころばえ)
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友人から送られて来た紫陽花の写真である。植木鉢から地面におろして5年ほど経過したものだとか。これまでにどんな秘訣があったのか、この花がどのように変化するのかも聞いていない。
我が家の紫陽花は、植木屋が勝手に植えていったものなのだが、よく咲いたのは初めの2、3年だけ。あとは葉っぱばかりが茂って、花はせいぜい1,2輪。
咲かないから引っこ抜くと言ったらくだんの植木屋は、「咲かないのは剪定の時期を違えているからなので、時期を間違えずに剪定すれば、良い花を咲かすはずだ」、と言って抜いてくれない。「それじゃ、いい時期に来て剪定してくれ」と言ったら、「紫陽花一本くらいで行けるかい!」と、引き受けてくれなかった。
すべからく植物は、主の心映えに従うものらしい。
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友人関係もそんなものか。双方の心映えが冴えないと旨く行かないのだ。
紫陽花は剪定次第だってことがやっと分かったわたしです。
我が庭では今年はたくさぁ~んさきましたよ。
私は自分の気分でバサバサと切り落としていたので、
肝腎な花芽まで切り落してしまったのです。
でも、いまもって同じミスをしています。