暗い目で 空を見あげないで!
怖い目で 沖を眺めないで!
舌打ちして 小石を蹴らないで!
あなたは ひとりではない
誰かが あなたを見詰めている
誰かが あなたを待っている
支えたい!
そのように思っている
支えてほしい!
そのように思っている
自暴自棄になってはいけない
それは愚か者の自己欺瞞
身構え過ぎてはいけない
それば臆病者の逃亡
あなたは ひとりではないのだ
別館として、写真俳句ブログの「ひよどり草紙」を開いてます。
ご覧いただけると嬉しいです。
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真剣な目で 沖を見た
口笛を吹いて 小石を蹴った
ぼくは 生きている
あなたも 生きている
一人一人が 真剣に
立っているのが 一人でも
走っているのが 一人でも
笑っている時は 一人じゃない
思っている時は 一人じゃない
流れる涙は 誰かの為
疲れた体は 誰かの為に
大切に生きよう
丁寧に生きよう
それが命に報いると言うことさ
◇◆◇◆◇
ひよどりさん、ありがとうございます。
楽しませていただきました。
弱気になる気持ちは、よーく分かります。
なにしろ、人間はナマモノですから。
一つひとつ乗り越えて行きましょう!
さすがに軽やかな詩、感心しました。
このような足取りはいいですねえ。
元気が出ます。
でもときに人は孤独なのだと感じます。
老いましたが、、私には子供もいる、孫もいる、生活にも困らない・・・
孤独といっては申し訳ないのですが・・・
この詩に励まされる方が、たくさんいらっしゃるでしょうね。
元気を戴ける詩に出会う事が出来ました。
精神の若さ、柔らかさに感動しました。
俳句も自在な境地が窺われて追随を許しませんね。ご健吟・ご清寧を。合掌
最初の二行は強烈ですね。
自宅から歩いて10分ほどの所に生地の港があります。
殆ど毎日のように沖を眺め、その上の空も眺めます。
毎日違う表情を見せてくれます。
しかし、考えてみれば、それは自分の心を写した鏡だと感じるときがあります。
いつも穏やかばかりではありません。
しかし、幼い時から自分が如何に、両親を含め多くの人の愛情に育まれてきたか、海を見ながら深い感謝の念に包まれる時があります。
「怖い目で 沖を眺めないで」。
肝に銘じます。
有難うございました。
じんわりと心に染入ります。
俳句・写真同様、素敵です。
存在は本来は孤独なのでしょうね。
智慧のはたらきによって、それを解消しているのだと思います。
孤独を認識したうえでの紐帯こそ力強いのでしょうか。