待ちに待つメールありけり枇杷の花 ひよどり 一平
(まちにまつメールありけりびわのはな)
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野暮用に振り回されて、今朝は早く家を出た。
「こんなことに振り回されて・・・」と、つい愚痴っぽくなるのだが、考えるまでもなく、まさに「身から出た錆」なのだ。
死んでしまえば野暮用は消えてなくなるのだが、私自身としてはまだ暫くは生きていたいので、野暮用を切り捨てるわけにもいかない。生き続けるための必要な野暮用なのだ。
明日もまた野暮用。明日の野暮用は今日ほど朝が早くない。
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人はこのようにして老いを深めて行くものらしい。
その先のことは言はない。誰もが承知のことなのだから。