塵界を逃れてしばし初紅葉 ひよどり 一平
昭和20年8月15日、我が国は戦争に敗れた。
国民学校の生徒だった私たちは、それまで学んでいた教科書に、墨を塗らされた。
進駐軍の命令だった。
どのような文字を塗りつぶしたのか、もちろん憶えていない。
今で言う「ノリ弁」だ。
きっと、それまでを「軍国主義」として否定され、「民主主義」を戴いたわけだ。
あとで気付いてみたら、あまり学ぶことがなかったのにねェ~
なにしろあの国は、奴隷を使ったり、先住民を虐殺して土地を収奪した民族だった。
しかも事後法によって、東京裁判を強行した国だった。
それにしても、クリントンとトランプの笑えない笑劇。
世界に向かって、「民主主義」や「正義」を押しつけてもらったら困りますよね~
いや、それはそれでいいか。あれも一つの「民主主義」なのだろうから。