昨日は日光へ行くつもりだった。いろは坂を紅葉が下りて来ていると聞いたので、そんな気分になったのだ。
しかし、思いついたのは朝の8時ごろ。日光の観光案内所へ問い合わせをしたところ、「今からそちらを出発したのでは、おそらく渋滞の渦に巻き込まれてしまうと思いますよ」という話を聞かされた。「それもそうだなァ」と直ちに納得。日光行きは諦めた。
とっさに、「それでは鎌倉へ!」と思い直した。「JR湘南新宿ライン」に乗って、鎌倉を目指すこととして、直ちに行動に移した。実のところ、12月の初めに別の鎌倉計画があったのだが、その折りの予定に入っていないポイントを見て回ろうと思いついたのだ。
晩秋にしては暖かい日和であったが、人出は思っていたほど多くはなかった。タクシーを利用しようと思った。
案内してくれたドライバーは、京急交通のKさんだった。鎌倉の武家政治や神社・仏閣に精通しており、私にとってはまったくラッキーであった。
上の写真は、高徳院の大仏さまである。
かまくらやみほとけなれど釈迦牟尼は
美男におはす夏木立かな 与謝野晶子
明応7年(1498年)の地震と津波で仏殿が流され、以来、この大仏さまは露座のままとなっております。
上の写真は、長谷寺から望んだ逗子マリーナ、葉山方面を撮った静かな海岸と穏やかな家並みです。
さまざまな地震や津波の被災予測が論じられていますが、東日本の震災と津波を経験した我々にとって、この平穏が永からんことを祈念するのみです。