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新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

柘榴の実

2022年11月07日 18時33分10秒 | 写真と俳句

  

  実柘榴や割れて秘すものなかりけり     ひよどり 一平

 (みざくろやわれてひすものなかりけり)

  ・・・・・・・

 柘榴の実は人肉の味がするのだとか、ほんとうなのだろうか。

 私は柘榴の実を手にしたこともなく、もちろん食べたこともない。

 この柘榴の実は、数軒先の家の庭先で撮影したものであり、今年初めて実をつけたのだ。

 レンズに収めたものの、柘榴の実を食べたこともなく、どのような句にすべきか思案投げ首。

 

 

 

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普通の人情

2022年11月06日 15時55分35秒 | 写真と俳句

     枯すすき風に吹かれて輝きぬ      ひよどり 一平

   (かれすすきかぜにふかれてかがやきぬ)

    ・・・・・・・ 

 先日の病気以来、「失敗しても自己責任」と、腹を括ったような行動は出来なくなってしまった。

「自己責任」とうそぶいたところで、「自己責任」だけでは済まない。周囲に迷惑を掛けてしまうことになる。

 それに、十分に生きたつもりでも、まだ死にたくはなかった。 

  これもまた、幾つになっても、普通の人情かもしれない。

 

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竹の春

2022年11月02日 15時53分07秒 | 写真と俳句

  病後とて懈怠許さず竹の春    ひよどり 一平

 (びょうごとてけだいゆるさずたけのはる)

   ・・・・・・・

 パソコンの前では、元気のいい素振りですが、実はなかなかどうして・・・。忘れたことが多くて大弱りです。

 元々、私のパソコン作業はマニュアル無しでやっているので、今回のような病気でつまずいたりすると、「はてさて何処から手をつけようか」と大弱り。今もその最中です。ひどい段取りの悪さなのです。

 うまく作業の糸口を見つけ出せればいいのですが、なかなかそのようには参らず、弱って、弱って弱り抜いています。

 でもマア、今夜のところは、これで終わりとします。

 病後だからと言って甘えれば、懈怠がますます威張ります。

 だから、明日はまた明日の風を頼りにして、頑張るつもりです。

  

 

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どんぐり

2022年10月31日 12時01分07秒 | 写真と俳句

      跳び越えて団栗踏まず通りけり     ひよどり 一平

   (とびこえてどんぐりふまずとおりけり)

    ・・・・・・・

 団栗を踏まなかったからと言って、自慢したいわけではない。

 ほんのちょっとの気遣いをしただけのこと。

 何のために、誰に気遣ったのか?

 団栗に気遣ったのかもしれない。

    ・・・・・・・

   はからずも団栗五個と向き合へり    一平

 片方の足を下ろす段になって、落ちたばかりの団栗が眼に入った。

 「あつつ、いけねえ!」

 踏む足を少しずらして、どんぐりを跨いだ。

 団栗は、それぞれつるんとした顔で、私を見上げた。

 喜んでくれたのかどうか、私にはわからない。

     

 

 

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しっかり咲いて

2022年10月30日 19時21分41秒 | 写真と俳句

    朝顔のしっかり咲いて小紫      ひよどり 一平

   (あさがおのしっかりさいてこむらさき)

    ・・・・・・・

 正直なハナシ、大輪の花と呼べない朝顔だ。

 しかし、小ぶりながらも、しっかり咲いた紫の朝顔だ。

 どのように詠もうかと案じたが、「しっかり咲いて小紫」が精一杯であった。

    ・・・・・・

 老化に向かって、一歩また一歩と遅滞なく進んでいる。

 身体中に不都合な点が出て来てはいるが、これはこれでやむを得ないこと。

コメント (2)
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