新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

大根二本

2022年11月13日 19時52分36秒 | 写真と俳句

  

    無造作に大根二本抜かれあり   一平

  (むぞうさにだいこんにほんぬかれあり)

   ・・・・・・・

 散歩途中のこと。

 家庭菜園の大根が二本、無造作に抜かれてあった。

 畑の主や大根の主の姿はなかった。

 ???

 怪訝に思ったが、私は予定の散歩を急いだ。

 帰路の道すがらその辺りを通った。先ほどの大根二本はそのまま。

 そのあたりに人の姿はなかった。

 

 

 

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石蕗の花

2022年11月12日 13時34分55秒 | 写真と俳句

   岩砕く波音遠し石蕗の花        ひよどり 一平

  (いわくだくなみおとたかしつわのはな))

   ・・・・・・・

 写真は五浦海岸で撮った石蕗(つわぶき)の花だ。

 五浦海岸には、今は亡き弟の案内で訪れた。

 断崖の上の石蕗の花だったが、苦心して撮った一枚だった。

 その2,3年後、弟はガンに侵され、帰らぬ人となってしまった。

 健康にあれほど留意していた弟が先に逝き、病気がちながらも、乱暴な生活態度の私が残っているのだから、なんとも判らないものだ。

 

 

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返り花

2022年11月10日 18時51分30秒 | 写真と俳句

    病む我の生くる心や帰り花     ひよどり 一平

   (やむわれのいくるこころやかえりばな)

    ・・・・・・・

  病気なんぞに敗けてたまるものか!

  と、常に心は大いに盛んなのだが、実態はなかなか。

  やれやれ無理は出来ないなァ、とぼやいて終わりだ。

    

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みんなひっそり

2022年11月09日 14時05分31秒 | 写真と俳句

    みんなゐてなぜかひっそり枇杷の花   ひよどり 一平

  (みんないてなぜかひっそりびわのはな)

   ・・・・・・・

 なかなか上手くは行かない。

 仕方がないが、今夜のところはこれでよしとしよう。

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せめて半分ほどでいい

2022年11月08日 16時08分56秒 | 写真と俳句

  木守柿かくも寂しく晴れがまし     ひよどり 一平

 (こもりがきかくもさびしくはれがまし)

  ・・・・・・・

 散歩の道すがら、目の保養にと思いつつ、カメラに収めた木守柿だ。

 この柿の木の持ち主が、意図的に残した一個の柿なのか、一個の柿がたまたま残ったのか、私には知る由もない。

  ・・・・・・・

 病気以来、何かと不都合の多い日々を送っている。

 「病後なのだから、不都合の多いのは仕方がない」と、それなりに諦めてはいたのだが、八十代半ばでの病気が、かくも無残とは思わなかった。

 特に、脳の働きに及ぼした影響のなんと多いこと。

 一つ、一つ丹念に掘り起こしている次第だ。

  ・・・・・・・

 カラオケには是非とも行きたいのだが、コロナ感染の恐ろしさや、永らく離れていたことによる気おくれがあって、矢張り、積極的には足が向かない。

 あれほど好きだった「一人カラオケ」だったのに、つい消極的になってしまうのだ。

 なんとか元どうりにしたい。せめて半分ほどでもいい。 

 

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