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建仁寺3 特別拝観1 両足院(祇園散策18)


写真は、書院から見た半夏生の庭

通常は非公開で、6月の半夏生の頃と秋に特別拝観をされています(簡易地図)。

表門の左手に毘沙門天堂があり、こちらから入ります。
通常に毘沙門天像は御前立で、特別公開された秘仏は7cmぐらいの像です。
関ヶ原の合戦で、黒田長政が兜に納めて戦ったものです。

この毘沙門堂の奥に拝観受付があります。
特別拝観で拝観料は600円です。
方丈の裏手から入ることになります。

まずは廊下を右に進みます。
途中に閼伽井の坪庭(あかいのつぼにわ)があります。
白砂と苔がきれいな坪庭です。

方丈には本尊の阿弥陀如来像がお祀りされています。
また中には長谷川等伯筆の竹林七賢図が展示されており、前庭は枯山水庭園です。
しかし枯山水は、水を白砂ではなく、苔で表現していることが通常とは異なります。秋は紅葉がきれいです。

本堂から書院へ行くとお庭が池泉式庭園になり、“半夏生の庭(はんげしょうのにわ)”と云われています。
ドクダミ科の花の半夏生が6月頃に池の周囲に咲き、その時期も特別拝観をしています。
半夏生の庭は苔と池の緑が美しく、茶室の水月亭と臨池亭が奥にあります。

特別拝観によっては、書院の床の間に伊藤若冲筆の雪梅雄鶏図があります。

方丈の前では臨池亭での呈茶券を別途500円で受付しておられます。
通常は方丈や書院の上から庭園を眺めますが、こちらは庭園に降りて臨池亭に向かいます。
方丈の前から庭園に出ます。
建物ものの手前からでも築山の方からでもどちらからでも行けますが、個人的には往路が築山側、復路が建物側がいいと思います。
築山側からは、方丈、書院や庭園を上から俯瞰出来ます。
6畳の臨池亭でお茶とお茶菓子を頂きます。
帰りに如庵写しの水月亭の内部を見ます。
躙口が開いており、2畳半台目で特徴的な三角の板の間がある内部が外から見学できます。

呈茶にすると庭園を回遊できるのがいいです。




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