ありがとうございます。
写真は、昨年の冬に撮った 「母のお仕事」 です。
こんなお仕事も、今入院している母にはもう出来なくなりました。
それを思うと、一日一日が本当に大切だな・・・。その時その時のその状態が、実に有り難いことだな・・・、と思わずにはいられません。
こんなことに本当に気付くのは、やはり、残念ながらそれを失った時かも知れませんね・・・。
母は、お陰さまでとっても元気です。
今はもう、まだ歩けないことと、自分で食事がとれないことを除けば、脳出血を起こす前の状態に戻っているように思います。
顔の表情は、もうすっかり戻って癒されるほどの笑顔をしてくれます。言葉も、前の状態にすっかり戻りました。意味が通じないところも・・・?(笑)
ケアリングクラウンや笑いヨガの研修で、“ジブリッシュ” という意味のない言葉を発することを教わりました。母が発する言葉を聞いて、これって、まるでジブリッシュだ・・・って思う事があるんですよ。(笑)
とにかく、ここまで回復したことに、本当に感謝しています。
今日、母と一緒にいて、ふっと思ったことがあります。
それは、「こういう状態になっても、不平不満の言葉は一切ない・・・」 ということです。
これはきっと、母が患っている認知症だからだと思いますね。
もし正常な母だったら、今の状態をものすごく悲しんで、とっても苦しむように思います。
そう思うと、前にも書かせていただいたことですが、母が認知症になったのは、神様からのプレゼントであったかも知れませんね・・・。
そのことを思った時、同じように感謝しなければならないのが父の晩年の様子でした。
父は、トイレへ行くこと以外は、ずっとベッドで寝たきりの生活を約1年半送っていました。
そんな父でしたが、不平不満等の言葉などを一度も口にしたことがありません。既に認知症で、呼んでも来てくれない母を呼ぶこと以外、大きな声を出すこともありませんでした。
あれほど厳しく、他人への不満も多かった父を見ていただけに、その変わり様には驚くばかりでしたね。
このことも、このブログでも前に書いたことがありますね・・・。
今日、母を見ていて、何故かそんな事を思い出してしまいました。
こんな両親に恵まれたのは、感謝しかありません。
母の場合は認知症である事が起因しているとはいえ、いろんな認知症の方がおられますからね。
トミスケの場合は、素敵な笑顔によって私たちを癒してくれるんです。だから、母の場合は、認知症ではなく 「認知笑」 と言うべきかもしれませんね。(笑)
いずれにしても、両親には本当に感謝しかありません。
自分の自由が利かず、他人の世話にならなければならなくなった時、果たしてどのような自分になったらいいのか・・・。
どのような心で周りの人と接したらいいのか・・・。
父も母も、私たちにそんな事を教えてくれているようです。
サンキューベリマッチ キヨチャン!
サンキューベリマッチ トミスケ!
今日の昼食時、明るいロビーで車椅子に乗って食事しました。
多くの看護師さんが笑顔で見守りや食事介助にあたられている様子を見て、思わず目の前にいる看護師さんに言ってしまいました。
「まるで病院とは思えませんね」
そんな言葉が出るほど、あったか~い雰囲気の病院です。
本当に、いつもありがとうございます。
最後までお読みくださり、感謝しています。 (toshi)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます