ついてるついてるハッピーライフ!のブログをお読みいただき、ありがとうございます。
今日は、「あぁ~、気付いて良かったぁ~・・・」 と、本当にそう思ったことを書かせていただきます。
なるべく短くまとめますので、お付き合いくださいね。(笑)
8日~10日まで、ちょっと遠くへ出かけていました。
目的は、母の足の治療でした。
これは、脳出血になる前はなんとか歩けたのですが、退院後は車椅子になっている現状を、少しでも歩けるように・・・との思いで妻が計画したものです。勿論、私にとっても同じ気持ちですので、祈る気持ちで出かけました。
車椅子で飛行機に乗ったのは初めてでしたので、いろんな場面でとっても勉強になりました。そして、それはそのまま、私には本当に感謝すべきことばかりだったのです。
一言でいえば、車椅子に乗った人を飛行機のシートに座らせるまでの様々な工夫に感動しました。そしてそれ以上に私の心を打ったのは、それに関わる航空会社の職員の皆様の対応でした。たった一人の車椅子の乗客のために、いろんな職場の方々が本当に親切に対応してくださっているんです。えっ?ここにおられるこの方たちは、母一人のために今ここにきておられるんだ・・・と気がついた時、わぁ~、ありがとうございますぅ~、という感謝の気持ちしか浮かびませんでした。
仕事だから当たり前と思われるかもしれませんが、初めて経験した私には、とてもそのようには思えなかったですね。本当に嬉しかったんです。
足の治療については、残念ながら期待したような結果は得られませんでした。私の心の中には、わざわざ出かけたにも関わらず、治療そのものが当初考えていたようにできなかったことから、不満の心が生まれていたのは確かです。
只、期待が大きい私に対して、妻からは出かける前からこんな言葉を何回も聞いてはいました。
「今、こうして生きているだけで有り難いからね・・・」
まさに、期待通り行かなかった場合に備えて、心の持ち方を私に示唆していたんでしょう・・・。
それはあたかも、今のままで十分幸せなんだよ、そのことを忘れてはいけないよ・・・と、私に言い聞かせているようでもありましたね。
出かけた先で、治療行為そのものが満足に出来なかったことに対して不満に思っていた私が、今日のタイトルにある 「今が幸せ!」 という事に改めて気づかされた出来事がありました。
それは、その治療所の責任者の方のお話からでした。
そのお話には、「ねむの木学園」 の創設者、宮城まり子さんのことが以下のように語られていたのです。
その責任者の方の知人の若い女性が、ねむの木学園に就職するための面接を受けることになったそうです。その女性は、自身が生まれた時から耳が不自由だったのですが、幸いにも聴力が回復した経緯もあり、素晴らしい人生観、労働観を持っておられたようです。
その女性が面接を終えた後、車椅子に乗った白髪の老婆が、「あなたのような人を待っていた・・・」 と言われたそうです。
その女性が言うには、その車椅子に乗った白髪の老婆が、なんと、ねむの木学園を創設された宮城まり子さんだと気がつくまで、少し時間が必要だったとか・・・。
勿論、その若い女性は見事採用が決まり、4月から 「ねむの木学園」 で働くことになりました。素晴らしいですね。
宮城まり子さん。
ねむの木学園を創設された、元女優さんです。
ねむの木学園と言えば、今から16年前、まだ子供たちを連れてキャンプに行っていた頃、その帰りに訪ねたこともある有名な障害者施設ですね。
宮城まり子さんがこの施設を創設された当時はまだ女優だったこともあり、役者の売名行為だとか言われていたこともあったように記憶していますが、それが今や日本のマザーテレサとも言われるほど、本気でこの施設に心血を注がれた方ですね。
その宮城まり子さんが、今や、車椅子に乗った白髪の老婆・・・。
この事実を知った時、私は、母の足が治らなかったことに不満を持っていた自分の思い違いに、幸いにも気がつくことができました。
それは、妻が前から言っていた、「生きているだけで有り難いからね」 という事を、私自身がやっと理解した瞬間だったのです。
一度は命を落としかけた母。
それが、奇跡的にも復活し、以前のようにデイサービスセンターにも通う事が出来るようなった・・・。例え車椅子になったにせよ、ここまで回復したことに感謝の気持ちをつい忘れていた自分・・・。
感謝しているようで実は感謝していなかった自分。今生きていることに感謝せず、歩けないことに不満を持っていた自分の思い違いに、その時やっと気がついたのです。
あの宮城まり子さんが、白髪になって車椅子に・・・。
この事実を知ったことで、月末には満90歳になる母がこれからも車椅子生活を送ることを、初めて受け入れることができました。
今生きているだけで感謝・・・。
このことを、すっかり忘れていたようですね。
昨夜3日ぶりに帰宅し、今朝目覚めた時、 「目が覚めて生きていることが幸せ、呼吸が出来ることが幸せ」 このことに改めて感謝する自分がありました。良かったです、このことに気付いて・・・。
写真は、16年前に子供たちと尋ねた 「ねむの木学園」 で買った、宮城まり子さんの本 「なにかが生まれる日 まり子とねむの木」 です。
この時の体験が、今回の気づきにつながろうとは夢にも思いませんでした。本当に感謝ですね。有り難いですね・・・。
それと、今回治療に出かけたことでもうひとつ強く思ったこと。
それは、今利用させて頂いている施設の皆様に対する感謝の気持ちが、更に強く大きなものになった・・・ということです。
皆様には、改めて感謝申し上げます。ありがとうございます。
やっぱり長くなりました。
最後までお読みくださり、有難うございまぁ~す。 (toshi)
そうだね。
まちのいう通りだね。
ありがとう・・・。
それと、あの時のこと覚えていてくれてるんだ。
嬉しいね。感動だね。
やっぱ、連れて行って良かった・・・。
今のまちの優しさ、きっとあそこへ行ったことも影響してるかも知れないね。
ありがとう。
名前が出たときなぜかドキッとしました。
確かに小さい頃だったけどインパクトは強く、残ってるなあ
私はいいのかどうなのか、今のトミスケさんの感じが記憶の大半を占めています。
だから、今の生活が普通
あれが家族の形
車椅子でも、それもまたひとつの形
大事な人がそこにいてくれるだけで、充分華やかな毎日ってことやね