雪だるま倶楽部

日々を離れ
日常から脱却した世界
そんな風景を切り取っています

松尾寺2

2008年10月22日 | 奈良散策
松尾寺を創建した舎人親王
天皇にならなかった実力者

       

父は天武天皇
母は新田部皇女

   

天武天皇の子としては他に
草壁皇子
弓削皇子
長親王
大津皇子
高市皇子
などの子が居た

   

草壁皇子、弓削皇子は早世
長親王は、後継争いから脱落し、40代で薨去
大津皇子は、天武天皇が崩御すると、川島皇子の密告で「謀反」を疑われ死を賜っている
高市皇子は、持統天皇の治世に太政大臣にまで登り詰めている

   

   

舎人親王は、右大臣藤原不比等薨去に伴い知太政官事に就任、右大臣(後、左大臣)の長屋王とともに皇親政権を樹立する

  

有名な事件としては
天平1年2月
長屋王の変での事
新田部親王と共に長屋王を糾問、自害させた事件が歴史的にも有名

       

彼はまた、日本書紀の編纂者としても知られています

    

天武天皇の皇子の中で
長寿を全うした人物で
終焉は、平城京
天然痘が蔓延する平城京で60歳の生涯を終えている
最終官位は太政大臣

       

また、大炊王が淳仁天皇として即位の折
天皇の父として崇道尽敬皇帝との追号を受けている

    

舎人親王の歴史と共に
散策した松尾寺でした

       
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする