雪だるま倶楽部

日々を離れ
日常から脱却した世界
そんな風景を切り取っています

日吉大社2

2008年10月18日 | 滋賀散策
日吉大社の2回目
西本宮参拝後は東本宮へと向います

東本宮までには
宇佐宮
白山宮を通り抜けます

   

先の記事で
八王子山山頂に磐座があり
2社の奥宮が鎮座していると書きましたが
奥宮のうち牛尾神社の里宮として創祀されたのが東本宮

  


日吉大社が勧請されたのは大津京造営後
天智天皇治世の折のことだった

   

その後
大津京から平安京へと遷都するとともに
衰退する憂き目を見たが

平安京からみて
日吉大社は東北に在り
京の鬼門として
鬼門除け
災難除けの社として発展することになる

       

往年の姿を想像できる記述は
延喜式神名帳にみられる

      

延喜式神名帳によると
名神大社に列格している


日吉大社をして有名ならしめたのは
最澄

       


比叡山に延暦寺を建立した折
地主神を、天台宗・延暦寺の守護神として崇敬

全国に約2,000あるという日吉・日枝・山王神社は
天台宗が全国に広がるのと歩調を合わせて勧請・創建された為

   


残念ながら
最澄が見た当時の日吉大社は現存していません
織田信長の比叡山焼き討ちの戦乱の中
ここ、日吉大社も灰燼に帰しています

        

再建されたのは
豊臣秀吉の造営によるもの

織田信長の焼き放ったものを元部下が修繕したという話ではなく
豊臣秀吉の幼名が「日吉丸」であり
良く知られている彼のあだ名が「猿」であったことから
当社を特別な神社と考えたと云われています

そうここ日吉大社は、猿を神の使いとして崇拝しているのです

       


元々は比叡山のお膝元にあり
神社でありながら仏教色が強かった日吉大社も
明治時代に入り、廃仏毀釈の流れの中で
仏教色を落とし
今日では、単立の神社として
参拝人を招き入れています

   

巡るにはそれなりの時間が必要な日吉大社
余裕のある時にどうぞ

       
コメント
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