雪だるま倶楽部

日々を離れ
日常から脱却した世界
そんな風景を切り取っています

鵜の瀬

2008年10月04日 | 福井散策
奈良、東大寺二月堂で毎年行われる「お水取り」
修二会として知られる伝統行事が行われる前に
「お水送り」という行事があります

それがここ鵜の瀬で行われる行事

修二会が3月12日
それに先立つ事10前、3月2日にお水送りが執り行われます

        

午後6時
白装束に身を包んだ僧侶を先頭に
大護摩からもらいうけた火を手にして
三千人ほどの松明行列が、鵜の瀬へ向かいます

        

鵜の瀬で護摩を焚き
送水神事を行う

白装束の住職が祝詞を読み上げ
竹筒からお香水を遠敷川へ注ぐ

    

このお香水は
東大寺・二月堂の「若狭井」に届くのに10日かかると言われている
奈良のお水取りが3月12日に行われるのはこの為である

       

鵜の瀬の河畔に立ち
俳人、山口誓子の唄を思い出しました

瀬に沁みて 奈良まで届く 蝉のこえ

       



鵜の瀬の直ぐ傍には資料館らしい建物もあって
和紙でお水送りの様子を再現してありました

    

コメント (4)
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