雪だるま倶楽部

日々を離れ
日常から脱却した世界
そんな風景を切り取っています

神宮寺

2008年10月05日 | 福井散策
若狭のお水取送りの行事
毎年、神宮寺の境内では修二会が催されます

    

小浜にある神宮寺
天台宗の寺院
山号は霊応山
創建は和銅7年
滑元が創建

       

創建当時は神願寺と称していたようですが

       

勅願所となった翌年
神宮寺と称し、今日に至っています

かつては大伽藍を連ね
二十五坊を数えていましたが
豊臣政権下においての寺領没収と
明治時代の廃仏毀釈によって寺領は失われ
本堂が残るのみ

   

本堂はお水送りの行事が行われることで有名


若狭武田氏の祈願所として
代々武田氏の庇護を受けたと記されています

    

戦国時代になると
畿内を席巻した織田信長によって領地を追われ
豊臣秀吉が天下を取ると
山内一豊などの子飼のものが治世するようになった

江戸時代には小浜藩の一部となり
酒井忠勝が領主となっている

      




本堂は、室町末期の代表的建造物
単層入母屋造檜皮葺

   

       

  



境内には閼伽水として知られる湧水があります

    

本堂の奥
トタンで作られた小屋の中で
ひっそりと湧き出しています

        

水は冷たく
まろやかでとても美味しい

        

若狭小浜へ訪れた時には
ここまで足を伸ばしてみるのも面白いですよ

       
コメント (8)
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