雪だるま倶楽部

日々を離れ
日常から脱却した世界
そんな風景を切り取っています

平泉寺白山神社

2008年10月10日 | 福井散策
白山の神を祀る神社
日本三名山(三霊山)の一つ白山を祀る
白山の標高は最高峰の御前峰で2,702m
古くから霊峰として信仰され
白山信仰として、全国に二千七百余の神社を持つ

白山神社のひとつ
福井県勝山市にある平泉寺白山神社を訪れました

    

参道下にある無料駐車場に車を停め
参道を歩きます
参道には朝一の出店もあり
賑わいをみせています

石段が見えてくればそこから先が平泉寺白山神社

        

荒積みの石段が歴史を感じさせてくれます

   

創建は717年
開山は泰澄大師

白山信仰の越前の拠点として発展

       

巨大な伽藍を構えた神社となる
その数
48社36堂6千坊

    

越前の一大宗教都市として
一時は僧兵8千人を数えたという

       

古くは
「平清水」
「白山社」などと称していた
平安末期に入ると、比叡山延暦寺の末寺となり
「平泉寺」と称するようになった

黄金期には越前を統治した朝倉氏と肩を並べるほどの勢力だったが
1574年の一向一揆によって灰燼と帰した

その後、豊臣秀吉の庇護によって再興
一時の勢力を取り戻すが
明治時代に入り、廃仏毀釈の時流で制定された
「神仏分離令」によって寺号を捨て
現在の、平泉寺白山神社と称されるようになった





境内には松尾芭蕉の俳句碑があります
「うらやまし浮世の北の山櫻」

    

参道の途中
芭蕉の俳句碑のすぐ傍には
国指定名勝となっている旧玄成院庭園があります

   

玄成院はもと白山の別当が在住した坊院
作庭は室町末期
細川高国が作庭した庭園と伝えられています

       

庭園入口の木戸脇に賽銭入れがあり
拝観料を支払います
拝観料は50円

   

木戸をくぐると
そこから先が
苔に覆われた庭園

    

    

   

庭園としては見るべきものは少ないかもしれませんが
かつての隆盛ぶりを窺わせる庭園でしょう

   



続きます
コメント (6)
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