雪だるま倶楽部

日々を離れ
日常から脱却した世界
そんな風景を切り取っています

御香宮神社

2008年06月22日 | 京都散策
伏見地区の産土神
御香宮神社を訪れました

創建時期は不明
神功皇后を主祭神として祀っている神社です

    

産土神だけあって
赤ちゃんの祈祷に訪れる人がひっきりなしの神社
この日も本殿前では記念撮影が行われていました

   

御香宮神社は応仁の乱で荒廃
その後
豊臣秀吉が伏見城を築城した折
鬼門を守る神社として城内に再建されます

徳川政権になってから
現在の位置に戻り本殿が造営されたということです

  

その為か
東照宮に見られるような極彩色の壁画が描かれています


本殿の脇には神社の銘々の由来ともなった井戸があります

       

清和天皇在位の折
境内より良い香りの水が湧き出し
その水を飲むと病が治ったと伝えられています

       

完治を喜んだ清和天皇より
「御香宮」の名を賜ったことから御香宮神社の名前が付けられたといいます

雪だるまも銘水を頂きましたが
んんっ
確かにいい香がするような...


       



さて
ここを訪れた本題は庭園にあります

    

社務所で拝観料を払い
庭園見学に趣きます

  

この庭園は小堀遠州と縁深い庭園
小堀遠州が伏見奉行の折
造作したと云われている庭園を移設した庭園

  

移設時に多少手が加えられているのか
小堀風であり違うようでもあり

   

枯山水の作庭様式

   

庭園内に直線を取り入れている所なんかは
小堀風作庭

   

書院から見る庭園が美しい
あまり多くの花木を植えず
あくまで枯山水様式を貫く庭園

       

座して眺める庭園に感嘆

   

遠州庭園の美
また一つ見つけました

 
コメント (8)
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