雪だるま倶楽部

日々を離れ
日常から脱却した世界
そんな風景を切り取っています

滋賀県高月町のこいのぼりまつり

2008年06月27日 | 滋賀散策
毎年
こいのぼりの季節には
全国のあちこちでこいのぼり祭りが催されていました

いくつか訪れたのですが
その中で
一番気に入ったこいのぼり祭りを掲載することにしました

湖北の木之本町南には高月町がありますが
町の東側
高時川に沿って
こいのぼりが泳いでいました

   

川を渡すようにこいのぼりを上げるやり方が多いですが
ここのこいのぼりは
通常の上げ方

  

風にたなびくこいのぼり

        

高時川の岸に設けられた運動場では
バザーや模擬店の出店もあって
地元主催の祭りが行われていました

こういう手作りの祭り
楽しいですね

   

こいのぼりとは
江戸時代に入ってから
武家で始まった行事
旧暦の5月5日に男児の出世を願って飾られたもの

     

始まった当初は丁度梅雨の時期
雨の中でも力強く泳ぐ姿を見て
将来の辛苦を物ともしない立派な武士に育つようにとの願いがあったのですが

      

いつの頃からか晩春の晴天の空で泳ぐ姿が一般的になりました

 

鯉と出世のイメージが合致したのは中国の古事に習っての事
中国の史書「後漢書」によります
黄河には
竜門と呼ばれる急流がありますが
滝のような急流を多くの魚が登ろうと試みたが
鯉のみが登り切りることが出来
竜に成ることができたとあります
これに因んで鯉の滝登りが立身出世の象徴となったという事

      

古事に因んで
江戸時代の武家にてこいのぼりが始まった当初は真鯉のみ
いわゆる、お父さん鯉だけだったのが
明治時代になって緋鯉との対になり
昭和に入ってから子鯉も加わって
家族として泳ぐようになった

      

昭和の後期から平成になると
家族全員分の鯉も泳ぐようになって
色とりどりの鯉が晩春の空に輝いています

 

祭りのバザーを見学し
模擬店で頂いた手羽先がとっても美味でした

      

手作りのこいのぼりまつり
堪能しました

 

   
コメント (8)
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