雪だるま倶楽部

日々を離れ
日常から脱却した世界
そんな風景を切り取っています

長建寺と十石船

2008年06月19日 | 京都散策
        

月桂冠大倉記念館を出て南下すると
宇治川から引き込まれた用水の畔に出ます
橋から見下ろすと十石船が並んでいました

のどかな日差しの下
桜並木と柳の緑が彩る景観
ここからおよそ200mほど続く風景がとても美しい

   

堀沿いを歩く前に
長建寺を尋ねます

    

「島の弁天さん」という愛称で親しまれている真言宗の寺院です
中書島は昔、遊郭があったことでも知られていますが
遊女たちが祈願に訪れていたであろう寺院です

   

創建は1699年
中書島の開拓時に創建されたそうです
元々この地にあった即成院を改めて創建
即成院は、平安中期の橘俊綱の山荘であったもの
そういう歴史を持つので
本尊は平安中期の作と言われる八臂弁財天

島の弁天さんには、もう一つ別の楽しみがあります
それは、おみくじ
ここのみくじ
なんと和歌

    

和歌で占いなんて
なんて古風で奥ゆかしい趣
ここでおみくじを引く為だけに
伏見へと足を向けてみるのも良いかもしれません

   

        

伏見の名水「閼伽水」を頂いて
長建寺を後にしました

    

そこからは堀川沿いを散策しました
柳が緩やかに揺れ
心地よい風が運河沿いに流れてきます

    

十石船も軽快に進んできます

   

    

月桂冠大倉記念館の建物が
風景にマッチしていて
時代錯誤に陥りそう

        

足元をワンコが歩いていましたが
水に入りたがって纏わり付きます
暫し休憩してワンコが戯れるのを眺めました

   

       

散策するにはいい道です

   

暑さを忘れる風景の中
撮影を楽しみました

       
コメント (6)
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