雪だるま倶楽部

日々を離れ
日常から脱却した世界
そんな風景を切り取っています

依水園

2008年06月03日 | 奈良散策
奈良県を代表する日本庭園のひとつ
吉城園を出た後
すぐ隣の依水園に立ち寄りました

       

依水園は二つの庭園を持ちます
一つは前園
もう一つが後園

受付から依水園に入ると最初に見えてくるのが前園
前園は興福寺の塔頭別院「摩尼珠院」の跡地でもあります

    

庭園の奥には三秀亭
茶室として建てられた茅葺の建物

作庭は江戸時代初期
清須美道清が作庭したと伝えられています

   

三秀亭の縁側に座し
庭園を眺めました
この三秀亭
食事も頂けるとか
鰻の蒲焼にとろろを合わせた、鰻とろ御膳が人気
どうやら訪問する時間を間違えたようです

さて
前園から後園までの間の散策も趣きのある小路

       

木々の小路の先には
どうやら茶室らしき建物

奈良の茶室は大造りで、およそ茶室というよりも書院か邸宅という趣の建物が多い
この建物が果たして茶室かどうかは不明
茶室らしく見えたと追記しておきます

       

縁側から前園を振り返ります

       

終日昏昏酔夢間
忽聞春尽強登山
因過竹院逢僧話
又得浮生半日閑

    

眺めるほどに見事な庭園でした

        





次は後園
庭に出る前に
面白い景色を発見

     

ガラスに映る景色
他のガラスが皆昔の手作りで波打ているのに
一枚だけ
綺麗なガラスが

そこに映る庭園の景色

  

一枚だけ割れてしまって
現代のガラスをはめ込んだのでしょう
面白い景色に出合えました

       
コメント (10)
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