妄想を少しと、好きな物、好きな事を備忘録のように、

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思いついたまま綴っています。

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橘小夢という画家をご存知でしょうか

2015年06月27日 | QOL

枕草子の120段、「はずかしきもの」の最初にあげられているとおり

男の心の中は恥ずかしいものだと、思うのです。

むろん、清少納言は違う意味で書いていると思うのですが、

その最たるものは、女性に対してのふしだらな思いこむでしょうか。

 

きっと、女性の心のなかには、

なにか、とても淫らなモノが渦巻いていて、

なにかのきっかけで、それがあふれ出てくる、

そんな妄想が男子には、あります。

 

橘小夢(たちばな さゆめ)という画家をご存知でしょうか。

この展覧会で、初めて、彼の名を知り、作品を見る機会がありました。

女性の心の中にある、妖しいモノ、それを、絵にしている。

とても、艶かしい画風なのです。

着物の裾の裁き方が、どこか蛇がとぐろを巻いているような、

困ったような表情をあわせて、

女性の淫らな心を、絵に落とし込んでいます。

「花魁(おいらん)」 大正12年 絹本彩色

そして、なんとも不思議な魅力なのは、

「水魔」 昭和7年 

背中に取りついた河童とともに、

渦の流れに、引き寄せられ

水の深いところのに沈んでいく、堕ちて行く。

逝ってはいけない世界だと、分っていても、

流れと、河童の力で、、深みへと、沈んでいく。

縄を目の前にした、女性の表情とかぶって、

私好みの、とても、淫美な絵なのです。



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