山の価値は、その高さじゃないって、思うのですが、今年は、涼しい山に登りたいと、
小屋泊まりの一泊ならば、八ヶ岳が良いかなと、計画していたのですが、日程的に、難しそう、
ならば、日帰りでと考えていると、思う浮かんだのが、「鷹ノ巣山」。
遠い昔、高校生だった頃、登った山、その時は、雲取から石尾根を奥多摩の駅までの行程。
今回は、鷹ノ巣に直接登って、その後は同じ行程。
山の日の祝日、奥多摩の駅は、大賑わい、とはいえ、多くは、川苔山に行く人が多く、
東日原まではそれほど多くなく、今回も静かな山歩きになりそう。
9:00ちょうどの出発。
目の前には、大きな岩山、あれが、稲村岩かなって、思いながら歩き始める。
集落をぬけ、少し下って、川を越え、そこからが登山道。
このくらいの天気ならば、急な登りも無理なく登れそう。
足慣らしの最初のピッチで、稲村岩のこるへ、コースタイム通り、
樹林帯お尾根道を登っているうちに、晴れることを願っていたけど、なかなか雲が切れない
でも、そんな雲の中の山歩きも、この季節だと体力的にもありがたいし、
これは、これで、なかなかに素敵な風景。
なるほど、ガイドブック通り、厳しい登り坂を、ゆっくりと、登る。
そして、山頂へ、12:00ちょっと過ぎの到着だから、ほぼコースタイム通り。
残念だけど、1700mでは、雲の上に出る事はなく、
晴れていれば、見晴らしの良い山頂も、真白。
この季節、咲いている花も少なく、目に着いたのは、ヤマボウシ?
それに、このあともずっと目を楽しませてくれた
そして、トンボ
きっと、秋には身体を赤くするけど、まだこの季節山の上にいるトンボは、武骨な姿。
少し、頂きを下りてみると、なんとなく、印象派っぽい風景が、
曇りとはいえ、コースタイム通りならば、ここから4時間以上の道のり、
雨の心配はなさそうだけど、先を急ぐことに。
降りて行くと、再び雲の中、、今日は、ずっと雲の中。
でも、それゆえこんな幻想的な景色にも出会える、
少し急な下りもあったけど、歩きやすい樹林帯の尾根道、
ちょっと、無理をしたかもと思いながらも、一時間で、六ツ石山へ到着
身体が冷えるのも気にせず、のんびりと、雲の中の山頂を楽しむ
なんとなく、水墨画みたい。色は、白と濃い緑だけど、
そして、最後のダラダラとして下り坂、
前日の夕立で、ちょっとぬかるんだところもあったし、
踏み跡が交錯して、道が分りにくい場所もあるけど、
奥多摩の駅へ、16:30到着。
一日、雲の中の山歩き、
ちょっと日に焼けたかったなって気持ちはあるし、
やっぱり奥多摩は、秋の山なのかなって、、そんな想いと共に、ホリデー快速に乗り込んで帰宅。
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