一週間の夏休み。
何日かは、好きな事をしたいと思って、
本当なら、もう少し遠くにと思ってはいるけれど、
さすがに、20年ぶりに再開して、二回目では、ちょっと無理。
お疲れの体と心に、マイナスイオンを補いたくて、
選んだのは、川苔山。 東京は、奥多摩の山です。
前日の天気予報では、小雨。
当日、8月10日の朝、自宅でも雨。
ツイートした通り、雨男の嫌な予感。
追い打ちをかけるように、電車の乗り換えを違え、
一時間のロスの確定。
さらに、西へ行くほど、雨脚が強くなって、、、
完璧にブルーな気分。
折れそうな気分を支えながら、奥多摩まで、
天気は、薄曇り、雨の心配は無さそう、
でも、お盆休みの週だというのに、登山者もまばら、
次のバスは、一時間以上も先、
登山口まで歩く覚悟を決めた矢先、
幸い、タクシーが戻ってきたので、乗車し、登山口へ、
傍らのお地蔵さんに、行程の安全を、9:00の出発。
中間の細倉橋から上の登山道が通行止めで、林道へ迂回、
結局、ほとんどが、ダラダラとした林道歩きで、
時折道筋の小さな滝と、鮮やかな緑を楽しみながら、
最後、川筋へ降りる道が、ちょっと難所。
それでも、、ほぼコースタイムで、
百尋の滝へ、到着。10:45
マイナスイオンを、全身に浴びて、
林道歩きで熱くなった体を冷やす。
ここからが、川苔山への本格的な登りの始まり、
気を引き締めて、11:00に出発。
尾根を巻き、杉林の山裾を斜めに昇る、
ゆっくりと、柔らかな土を足全体で押さえるように、ゆっくりと、
分岐を越え、
横ヶ谷の沢筋を詰め、稜線へ
途中、植生が、原生林へと変われば、東の肩へあと少し、
そして、間もなく、川苔山(1,363m)の山頂、12:35の到着。
片側だけの見晴らしでは、解放感に欠けるけど、
それでも、本日、一番高いピークまで来た達成感が心地よい。
下山の後のビールも美味しいのだけど、
山頂で頬張るおにぎりも、、格別。
計画では、ここで一時間の休憩を入れておいたので、
朝の失敗を挽回、それに、雨の心配も少なそうなので、
「本仁田山」まで足をのばしてみることにする、
ただ、山頂の登山道案内に、「悪路」とあるのが気がかり、
とはいえ、少しでも長く山の空気を吸いたくて、
13:05に出発、本仁田山へ、
船井戸が、一つ目に分岐、
ここからのルートは岩場となっていて、
老眼鏡の視点に不安が残るので尾根道のルートへ
分岐から別れ、大ダワへのルートをとると、
この道が、なるほど、悪路、
道ははっきりと踏み跡が残っているので、
迷うことはないのだけれど、
ところどころ、道が流れていたりして、なかなかのスリルを、
大ダワまで来ると、そこにも、
なるほど、案内図にウソはありません。
けきょく、一時間だけの遠回りでも、
たいていの人が、川苔山から直接下る理由が分るきがします。
大ダワから、本仁田山までの道は、
まさしく、奥多摩の山道、原生林と、植林地の境を
尾根に従って、小さなピークを拾いながら行きます。
そして、最後の急坂を昇りと、
本仁田山(1,224m)の山頂、14:55着。
東側が開け、微かに都会が望める場所です、
空気の澄んだ時期ならば、きっと眺望も楽しめるはず。
最後の頂上を満喫して、目指すは鳩ノ巣の駅。
急な山道を下る、ハードな、行程です。
とはいえ、これが奥多摩の山なのです。
お盆休みとはいえ、平日。
それに、季節的には、この山域はオフシーズン、
すれ違う登山者も、少なく、
ましては、川苔山からは、誰も会わない道ですから、
雨の心配はなくても、ちょっとだけ心細い下り道です。
太ももの前面の一番大きな筋肉が悲鳴をあげ、
立ち止まると、震えています。
ようやく、鳩ノ巣の駅に着いたのは、17:00丁度。
最後は、へろへろになっての到着でした。
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