妄想を少しと、好きな物、好きな事を備忘録のように、

好きなもの、好きなこと、
思いついたまま綴っています。

好きの範囲は人それぞれ、お注意下さい。

結局のところ、、

2016年11月09日 | QOL

いろんな想いがよぎる街だけど、いま、一番好きな人と歩きたい街。

街を創る大手のデベロッパーは、それぞれに個性のある街を創っています。

六本木に、赤坂に、そして、丸の内に、

訪れた美術館は、その丸の内の真ん中にある、三菱一号館美術館

三菱地所の個性が色濃くでた、素敵なオフィス街の一角にあります。

昔の仲通りしか知らない私は、今浦島のような気分です。

訪れた展覧会は、「拝啓 ルノワール先生-梅原龍三郎に息づく師の教え」

梅原だけでなく、日本の洋画家に関心が低いから、興味が無かったけれど、

流れて来たツイートに心惹かれて出かけてみました。

 

梅原の作品に師の教えが息づいているのか、

正直に言えばとても大きな?がついてしまいます。

なるほど、模写ならばあるかもしれない、

でも、本当の意味でルノワールが息づいていないと感じました。

自らの腕を磨くために、ルノワールの門を叩く、

どこか徒然草150段の「能をつかんとする人」ような話です、

その心意気は素晴らしいと思うのですが、、、、

結局、梅原が残したのは、自らの作品ではなく、

自らが集めた、印象派以降の西洋絵画だったと思うのです。

 

世界のルノワールと日本の梅原の差は歴然です、

それ以外にも、収集した作品は、見事なものばかりで、彼の審美眼の高さを示し、

それらを見ることにこの作品展の価値があります。

印象派、モネ、ルノアール

ともすれば多すぎる作品展なのですが、

このような視点で作品を集め、作品展を開催する企画力、着眼点に、

改めてこの美術館のソフト面での素晴らしさを感じています。



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