JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

どなたか母にも理解させてやって下さい

2008年04月16日 | j-l

いやあ、暖かな一日でした。と言っていられたのはこのあたりだから?
なに~~~~~????福島市じゃ最高気温27度越えだって??????
なんとこのあたりより10度近く高いという・・・・体調管理が大変でしょうが、風邪などひかぬようご注意下さい。

先日「母にも『後期高齢者医療被保険者証』が届いたがチンプンカンプンなところが多い」というお話をしましたが、世の中大騒ぎしていますね。
私も母の事でもあると同時にいずれ我が身の事でもあるので、その後も調べられる範囲で私なりに内容を把握するよう努力しています。(本来は法案審議がされている時期に調べ考えなければいけなかったことでしょうが・・・強行採決されたのは小泉内閣時代ですからね。)

『後期高齢者医療制度』は、各都道府県ごとの『後期高齢者広域連合』によって運営され、資金は、10%が後期高齢者の保険料、40%が現役世代の特定保険料、50%公費から出されます。

意味が分かります?

医療費10%負担と保険料10%がどうにもごっちゃになりそうですが、つまり、例えば75才以上のお年寄りが1000人いる地域(実際そんなところはありませんけど)で、月額保険料が1000円だとすると、その公益連合の月運営資金は1000×1000÷0.1(10%)=1千万円ということになりますよね。
つまりは一人頭月額1万円の医療費をまかなえる?いえいえ違います。公益連合の維持運営費がここから引かれますから、これを40%程度と見込むと一人6000円、さらに個人医療負担分10%(30%の方もいますがここでは一律10%で考えます。)ですから、マックス6666円の月額医療を受けられると・・・・

益々、分かんなくなってきました。(笑)

実際のところ、保険料から医療費を考えるということは逆の発想ですから、総額医療費試算があって、運営費試算があって、地域後期高齢者数の見込み増減があって、保険料を算出するということですよね・・・・・・・・
うちの母のところに送ってきた冊子にも「保険料は均等割額と所得割額を合算したものです。」って書いてありましたから、この均等割額っていうのが、そんな算出からはじき出されたんだろうなぁ・・・・って、所得割額の算出方法は出てるけど、均等割額の算出詳細は何処にも出てないジャン(まさか、年金や道路利用試算のようにいいかげんな算出してんじゃねぇだろうなぁ)
ということは、この計算がかなりいいかげんだったら、見直しの2年後には均等割額が大幅に上がったりして???????(実際、安くなることはありませんから、この制度が続いていれば上がっていくのが確実だろうといわれています。私が75才になったらいったい幾らになってるんでしょ?)

まてよ、もしも後期高齢者しか住んでいない地域が仮にあったとすると、40%の現役世代の特定保険料はどうなるんだ?????
いやいや、100%後期高齢者というのは極端か・・・・でも後期高齢者と現役世代の比率は地域によって違うでしょ。総人口だって違うでしょ。
そっか、一人が使用できる医療総額が地域によって変わってくるって事だ。えっ?そうじゃなくて、保険料の格差が今後どう広がっていくか分からないってことか?????

え~~ん、益々、益々分かんないよう。

その他にも、高額医療費(今まで申請しなくても良かったものが申請しなくちゃいけなくなるとか、家族合算が出来ないとか)に関してや、かかりつけ医制度がどうなるのかなんていうのもよく分からないし、高齢者医療費を抑える施策がどんな形で影響するかも分からない。なにより、何で後期高齢者が75才以上なんでしょ?75才ってどっから来たんだ?????ってね。(笑....いやいや笑ってる場合じゃない)

え~本日は、先日の『弱い人の立場に立って』を受けて、私の勉強途中経過を報告いたしました。
だめだ、やっぱり母に教えてやれるほど理解するには、もっともっと勉強が必要なようです。そもそも、法案を成立させるため強行採決を行った議員さんでも、全員が理解できているわけじゃないってんですから、年寄りに分かるように親切丁寧に教えてくれる方は、75才以上の方何人に対してどの程度の割合で存在するんでしょうかねぇ。半年ほど無償で「後期高齢者向け医療費専門学校」でも開校しないと。
「ダメダメ、いらぬ経費はかけらんないし、詳しく知られたら困るようなところが沢山あるんだから」
おいおい。

さて、今日の一枚は、デューク・ジョーダンです。
ジャズ喫茶でのアルバイト時代、ジョーダンの「FLIGHT TO DENMARK」は超人気アルバムでしたし、私も大好きでした。
ところが同日録音の今日のこの一枚は「FLIGHT TO DENMARK」と比べるとリクエストがとても少なかったように思います。
その最大の理由は何だったのか???????私にも分かりません。(笑)

内容は勝るとも劣らないものだと思いますし、「MY OLD FLAME」「TWO LOVES」「EMBRACEABLE YOU」なんか特にジョーダン独特の乾いた哀愁を充分に感じ取れるし、ブルースも良い、「BLUE MONK」だってモンクのそれとは全く違う魅力を引き出しています。

おそらくは、ジャケット・デザインがあまりにも違いすぎたから・・・そんなとこですかね。

一杯飲みながら聴くには「グーググー」の一枚です。
今晩は、わけの分からない『後期高齢者医療制度』のことなんか考えるのは止めて、このアルバムを聴きながら飲むことにしましょう。
「どうせ、おれは75才前に、肝硬変かなんかで逝っちゃうだろうきっと・・・」
「そう言う奴に限って長生きすんだよなぁ」

TWO LOVE / DUKE JORDAN
1973年11月25日録音
DUKE JORDAN(p) MADS VINDING(b) ED THIGPEN(ds)

1.SUBWAY INN
2.MY OLD FLAME
3.BLUE MONK
4.TWO LOVES
5.EMBRACEABLE YOU
6.WAIT AND SEE
7.I'LL REMEMBER APRIL
8.LADY DINGBAT
9.JORDU