JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

私ってM?

2008年04月01日 | d-f

北海道の地吹雪の映像を見てしまうと贅沢は言えませんけど、なんざんしょこの寒さは。
一昨日開花宣言のあった桜も「早まった!」と後悔していることでしょう。

ところで、みなさんには「これには勝てない」とか「これには負ける」というものがあるでしょうか?
う~~~ん例えば「若い頃の彼女の涙」とか、何処で訓練しているのか「年々鋭さを増す嫁の感」とか、「可愛い娘のおねだり」とか・・・・・・

そんでもって、その「これには負ける」というものが、昨夜また一つ私に増えたという話でありまして。

昨晩は寒さに誘われ(?)いつものバーで「ママ、今日は酒量を考えながら飲むからね」なんて言いながら一杯おっぱじめたわけです。
月曜日ということもあって客足は少々控えめ、いつものようにくだらない話をしていると、ママの携帯に一通のメールが入りました。
「バブちゃん、△ちゃん来るって、けっきょくまた飲んじゃうねぇ~~~」
△ちゃんとは先日Eさんのお店へもご一緒いただいたバーの常連さんであります。(この方です

△さんがおこしになると店内には三人だけ、ママも飲み始めて、ダベリにも拍車がかかります。
「ママの飼い犬が盛りづいた」とか、「カメレオンを飼ってみたいみたくない」「昔飼っていたインコも可愛かった」「魚関係もなかなか良いもんだよ」といったペットの話から、何故か「男性としての威厳、女性のすばらしさ」みたいな話まで

いやいや、どんな話をしたかという事ではありませんでした。ママと△さん、お二人と話をしていると、いつの間にか私は責められ役に何故かなってくるのです。そして二人の責めには「これには負ける」とつくづく感じてしまったのでありました。

正直、お二人ともお若いお嬢さんという年齢ではありませんので(オバサンとはけして口が裂けても言えませんけど・・・笑)、そのお二人が時に共同戦線をはりながら私を責めてくるわけですから、そもそも勝てるわけもないのですが、そのくせその責めが嫌いじゃない自分が居るんですよねぇ・・・・・・私ってひょっとしてMなんでしょうか?
そんな楽しいお二人の責めを受けながら、「酒量を考えながら飲む」と言っていた私の酒量はどんどんと増え、いつもと変わらず、いやいつも以上に飲んで帰ってきてしまいました。
ママも△さんも、このな「Mのボクちゃん」をまたとっておきの責めで楽しませてくださいね。(笑)

さて、今日の一枚は、これも私が「これには負ける」という人、エリック・ドルフィーです。
ドルフィーのアルバムで「挑戦的」「特徴的」というのは、全てがそうだともいえるわけですが、そんな中でも1979年、フルート奏者のジェームス・ニュートンが故ドルフィーの友人宅で発見した音源を1987年に新生ブルーノートがリリースしたこのアルバムは、他のドルフィーのどの演奏をもはみ出した局面を見せてくれる一枚となりました。

この試み的演奏を良しとするかどうかはそれぞれの感性にお任せするとして、私的にはフルートの音色が強烈に耳に残る一枚として、ときおり聴きたくなるアルバムになっています。

ドルフィーを「フリーに進もうとしていたのか、それともメインストリームに留まろうとしたのか、真意がわからない」などとおっしゃる方もいます。
そんな方は特にこのアルバムを聴いてみる価値があるように思えます。ドルフィーがいったいどんな方向へ進もうとしていたのか、故人に確かめようもありませんが、少なくともこの音源あたりにそのヒントが隠れているようにも思えます。

OTHER ASPECTS / ERIC DOLPHY
1960年7, 11月, 1962年録音
ERIC DOLPHY(as, bcl, fl)
UNKNOWN(vo, p, b, percussion)[1]
RON CARTER(b)[3]
GINA LALL(tablas) ROGER MASON(tamboura) UNKNOWN FEMALE(vo)[5]

1.JIM CROW
2.INNER FLIGHT#1
3.DOLPHY-N
4.INNER FLIGHT#2
5.IMPROVISATIONS AND TUKRAS