JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

火遊びは火傷のもと

2007年08月05日 | m-o

それにしても暑いですね。ついにこのあたりも今年初の真夏日を記録したそうで、明日も同様の天候が続くとか、何だか何もする気が起きません。(笑)

昨晩は近くの港での花火大会、今晩は町内の盆踊り大会だそうであります。(お盆でもないのに盆踊りってのも変といえば変ですが)

木の末に遠く花火の開けきり (子規)

今晩の盆踊りもそうですが、昨夜の花火大会も、子供が大きくなってしまうと遠のいてしまいます。ビールでも飲みながら『遠花火』が関の山、わざわざ暑い中人混みに突入する元気はありません。とは言うものの、遠くに聞こえる盆踊りのお囃子にちょっとだけ心が騒いだりもするんですけどね。

子供が大きくなってやっていないといえば、『手花火』もしばらく遊んでいません。
本当は楽しみたいみたいなところもあるのですが、おやじが一人で『手花火』じゃ危ない人に間違われるのが落ちですものね。
まして、大好きな線香花火を背中曲げながら一人寂しくやっていたら、しかるべきところへ通報もされかねません。(笑)あとは孫の出現でも待ってからしか、『手花火』を楽しむ機会も無いのかもしれません。

それにしても、人間どうして火を見ると心がハイになるのでしょうか?
クソ暑い夏場でも、花火だけでなく、焚き火を囲んだだけでもなんかこうムラムラするというか・・・・・
ほら、昔キャンプファイヤーなんかやると、さほど気にもかけていなかった女性が、みょうにいい女に見えたりしてムラムラっと・・・・・・失礼しました。

話を戻しましょう。
『手花火』をひとしきり楽しむと、最後に残るのは必ず私の好きな線香花火であります。
派手な花火で心は高揚していますから、そのムラムラ(しつこい!)をあの線香花火の橙色の玉がそっと静めてくれる、あんがい最後に線香花火というのは良くできた演出なのかもしれません。
優しく持っていないとポタリと火の玉が落ちてしまうから、おのずと仕草も優しくなりますし、線香花火を持つ女性の指先というのもなんともいいもんじゃござんせんか・・・あれ、またムラムラ?????

あははははは、こんな私といっしょに『手花火』を楽しんでくれる、そんな素敵な女性はいないもんですかねぇ・・・・
いやいや、へたな火遊びは火傷のもとですね。

さて、今日の一枚は、2002年に発売されたセロニアス・モンクのCDにしてみました。
夏本番となれば、野音でのジャズフェスも各地で盛んになる次期でありますが、このCDはモンクがニュー・ポート・ジャズ・フェスのVIPミュージシャンとなっていた次期、1963年と1965年の演奏を2枚のCDにまとめたものです。

DISC 1は「MILES & MONK AT NEWPORT」として、アルバム化された1963年の未発表曲も含む5曲が収められており、ピー・ウィー・ラッセルのゲスト出演が目玉だと思います。
ラッセルといえばディキシーの大物といった印象もありますが、モンクやオーネット・コールマンの曲を取り上げていたり、オリバー・ネルソンのビッグ・バンドに参加したりしていますから、ここでのゲストもけして突拍子もない組み合わせとは言えないわけです。ただ、マイルスとのケンカセッションよろしく、二人が同時に演奏するということがほとんど無いという、ある意味、期待はずれのところもあります。

本来、私がこのCDを買った目的は、DISC 2にあったわけで、というのもこの1965年の音源は、当時完全な未発表曲、新発見音であったからです。
う~~~~ん、どうでしょう・・・・・
紹介しておきながら言うのもなんですが、根っからのモンクファンであれば多少の意味はあるかもしれませんが、以外の方にとっては、録音もよろしくないしあまりお勧めできるCDでは無いかもしれません。

もちろん私的には、DISC 1も2も聴かずにおくものか的存在でしたので、このCDを購入したことにいささかの後悔もありません。

AT NEWPORT 1963 &1965 / THELONIOUS MONK
DISC 1
1963年7月4日録音
THELONIOUS MONK(p) CHARLIE ROUSE(ts) PEE WEE RUSSELL(cl)[3,4] BUTCH WARREN(b) FRANKIE DUNLOP(ds)
1.CRISS CROSS
2.LIGHT BLUE
3.NUTTY
4.BLUE MONK
5.EPISTROPHY
 
Disc 2
1965年7月4日録音
THELONIOUS MONK(p) CHARLIE ROUSE(ts) LARRY GALES(b) BEN RILEY(ds)
1.OFF MINOR
2.RUBY, MY DEAR
3.HACKENSACK
4.EPISTROPHY

おまけ、
今週の『料理当番、今日の一品』
先日、Nさんに教えたわいいけど、自分で試してみないというのも無責任のような気もしましたので、「鯛の昆布じめ梅肉ソース」と「とろろのサラサラ汁」の二品を作ってみました。

いちおうコブじめのレシピを、
まずは塩をふったバットみたいなものに、薄めの鯛の切り身を並べ、上からも塩をふり、1時間ほど置いたら、酒で湿らした昆布に並べ換え、同様の昆布で挟み、皿などで軽く重しをとて、冷蔵庫で5時間程度。これで完成です。

「とろろのサラサラ汁」はもっと簡単、ダシに塩、醤油、酒、みりんで味付けして一煮立ちさせます。あら熱を取っておろしたとろろに少しずつ混ぜていきます。良く混ざったらそのまま冷蔵庫に、ギンギンに冷やして器に盛る前にもう一度混ぜて出来上がり、私はもみ海苔を散らしましたが、青のりがあればそのほうが良いかも。