いやあ、何日かぶりで暑い夏が帰ってきました。
「やっぱり夏はこうじゃなくちゃね」って、明日あたりは「何でこんな暑いの」なんて文句を言うくせにね。
「バブさん、『脳内マーカー』って知ってます?」事務員のWさんです。
こう見えてもいっぱしのミーハー・バブ君ですよ、知らぬわけがありません。
「知ってるよ、知ってるけどやったことは無いなぁ」
私は嘘つきです。「やったことが無い」ではなくて、「やろうとしたけどつながらなかった」のであります。
「あっ!ネットがつながらなかったんでしょう」
(「お見通しかい」)
「バブさん、みんなが言ってる『脳内マーカー』とは違うんですけど、正面からの『脳内マーカー』ならすぐつながると思いますよ。」
早速、帰宅してやってみました。(何とミーハーでありますことか)
結果はこちら
凄い!!!!『愛』に満ち溢れているではありませんか!!!!
「ああ、愛に満ちた慈悲深き心、私はきっと天使のような人間なのだねぇ、うんうん納得納得」
-???????-
「なになに、脳内イメージメーカー」
「愛情59%はいいとして、次が旅行って、しばらく旅行なんて行く暇がなかったし、避けたいって、何を?」
ともかく深く考えずに『にゃんにゃん分析』と『わんわん分析』に
「ほうらカワイイイ、ボクちゃんは、愛情に満ちた、少年のような純粋な心を持つ、カワイイ中年おじさんなんだぁねぇ~~~」
「バカじゃないの、キモチ悪り」
「なにを!!!!!!」
ならばと家人
「ざまぁみさらせ!てめぇは幻惑で人を迷わす悪魔みてぇな脳内構造じゃねぇかよ!バ-カ!!!」
愛情に満ちた天使は悪魔の手を逃れ、旅にでも出かけようかなぁ・・・・出かけたいなぁ・・・・・・・
分かった!避けたいのは『悪魔』だ!
さて、『悪魔』の話はほっておいて、今日の一枚です。
先月の17日はコルトレーン没40年ということで、何かもう少し盛り上がりがあるのかなぁ・・・なんて期待していた点もあったのですが、さほどではありませんでしたね。
ならばと、8月1日にもコルトレーンを持ってこようと、このアルバムにしてみました。
以前、詩人白石かずこ女史のお話を、ほんの少しだけしたことがあったと思います。LP『ジョン・コルトレーンに捧ぐ(Dedicated to the Late John Coltrane )』の写真を持ち出しての話でした。
白石女史と言えば、60年代には雑誌に詩を発表しながら、朗読による詩の発表も始め、アメリカのビート族に影響を受けたのか、ジャズの伴奏に乗せながら詩を語る試みも始めました。
コルトレーンの死を知ったとき、彼女は「とうとう私の人生の詩の先生が亡くなってしまった。」ともらしたそうです。
そういえば雑誌『ジャズ批評』の「ジョン・コルトレーンの死と音楽」という特集に、白石女史と木島始氏の追悼詩が掲載されたそうで、原品が残っていればぜひとも読んでみたいのですが・・・・・(40年前と言えば発刊からそれほどたっていない頃でしょうから難しいかなぁ)
今日はその白石女史の詩を冒頭のみ紹介させていただき、改めて、コルトレーンを追悼させていただくとともに、40年の節目に彼の新たなる発見や紹介等々があるといいなぁ的期待を込めアルバムを紹介します。
非常に
天国に行ってしまった
ジョン・コルトレーン
非常に たくさん 意味の上を
生きることに 激烈であったあなたの
意味を超えた美しさからは
雨がブルーに ふりはじめ
人たちは
その無意味の豊饒の上に あぐらをかき
乞食のように 音のコメを手づかみで
食べながら さんざんと みじめに
金色に
なくのであった
<後略>
白石かずこ
JOHN COLTRANE LIVE AT BIRDLAND
1963年10月8日[1~3, BIRDLAND], 11月18日[4,5]録音
JOHN COLTRANE(ts,ss) McCOY TYNER(p) JIMMY GARRISON(b) ELVIN JONES(ds)
1.AFRO BLUE
2.I WANT TO TALK ABOUT YOU
3.THE PROMISE
4.ALABAMA
5.YOUR LADY
追伸、
正面からの『脳内マーカー』をお試しになりたい方は、こちらをどうぞ。