JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

息子のツツジ

2006年05月06日 | d-f


2日がかりの家の仕事も終わり、いつもは気にも留めない我が家のちゃちい庭ですが、息子が幼稚園児の時に、園からいただいてきたツツジが、咲いていることに気がつくことができました。


「この写真、あいつに送ってやるかなぁ」
「ムダムダ、花の写真なんか喜ぶわけないから」
「たしかに」
それでも来月の誕生日に合わせ、なにかプレゼントといっしょに、この写真も忍ばせようと考えている私でした。

連休もいよいよ明日で終わり、これといってなにもせずに終わってしまいそう。にもかかわらず、レコードを聴きながら少し本を読んだだけで睡魔が襲ってきます。
これも、今日の暑さと、ならばとかけた音楽のせいかもしれません。

1975年、あいミュージック(当時)と日本フォノグラム(当時)の完全協力体制によってスタートした、ジャパニーズ・ジャズ・レーベルが、イースト・ウインドです。
菊地雅章ら日本のジャズメンのレコードも発売しましたが、このレーベルが画期的だったのは、アメリカにスタッフを派遣して、海外のミュージシャンを組み合わせ、自分たちの企画で、録音・販売するという、それまでにはなかった試みを実現させたところにあります。
今日紹介する「THE SUMMER KNOWS」も、そんなイースト・ウインド・レーベルの一枚です。

アート・ファーマーは、1965年からウイーンに定住、70年代に入るとハード・バップ・リバイバルの波に乗り、ニューヨークに戻ってきます。トランペッターというより、この頃は、フリューゲル・ホーン奏者となったファーマー、なんとも柔らかで包み込むような彼の音は、心地よい眠気を誘うのですね。
ただし、私に言わせれば、夜の睡眠前に合うアルバムではなく、いわゆるうたた寝、居眠りを誘う一枚だと思っていますけど。

THE SUMMER KNOWS / ART FARMER
1976年5月12,13日録音
ART FARMER(flh) CEDAR WAITON(p) SAM JONES(b) BILLY HIGGINS(ds)
1.THE SUMMER KNOWS
2.MANHA DO CARNAVAL
3.ALFIE
4.WHEN I FALL IN LOVE
5.DITTY
6.I SHOULD CARE