JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

いたわりが欲しい

2006年05月02日 | m-o


今晩は珍しく紅茶なんぞを飲みながらの投稿です。
またも昨夜はアルコールが過ぎましたので、反省を込めての休肝日であります。

この春から単身赴任となった我が友人T君が、
「なんだよ、休みじゃねえの、ビリヤードでも行こうと思ったのに」 と勝手な電話をかけてきました。
本人は、1ヶ月近く帰って来られなかったので、さぞかし家族が待っているだろうと、おみやげを携え、いさんで帰ってきたらしいのですが、奥様はじめ子供達も期待ほどの反応がなかったらしく、
「先月までの休日と、なんら変わりないのよ」と不満げ、
「おまえね、何年も逢えなかったわけじゃなし、たかだか1ヶ月よ、そんなん期待したらダメだよ。まして、変わらぬ自宅こそ一番じゃないの」

  君が行く 道の長手を 繰り畳ね
         焼き滅ぼさむ 天の火もがも

万葉集の狭野弟上娘子の句であります。
遠くへ行ってしまう(流罪になった)夫に
「あなたが行く長い道を、 たぐり寄せてたたんでしまい、焼き滅ぼしてしまうような、天の火がほしい」 てな意味。
なんと、情熱的で、深い愛の歌でありましょう。
やつも、こんな奥様の想いを感じたかったのかもしれません。

T君の奥様、たかだか1ヶ月ではありますが、彼は淋しかったようです。
ほんの少しでかまいませんから、「ヨシ、ヨシ」って頭をなでてやって下さい。ちょっと気を抜くと、現地妻なんかつくっちゃうかもしれませんよ。

さて、今日は、ちょっとお疲れぎみなので、気楽に聴ける1枚にしてみました。
シェリー・マンのアルバムは、余り数を所有しておりません。たま~に「MY FAIR LADY」を聴いて元気を出すぐらいで、取り立てて好きといったドラマーではないからかもしれません。
もちろん、西海岸で最も多忙なドラマーですから、メイン以外でも耳にはしているのですが・・・・・

この「SWINGING SOUNDS」も、「大好き!」といったアルバムではありません。ただ、疲れた夜にながしておく音楽として、私にはピッタリなのです。
これって、へんですかね?

SWINGING SOUNDS / SHELLY MANNE
1956年1月19日,26日,2月2日録音
SHELLY MANNE(ds) STU WILLIAMSON(tp) CHARLIE MARIANO(as) RUSS FREEMAN(p) LEROY VINNEGAR(b)
1.THE DART GAME
2.BEA'S FLAT
3.PARTHENIA
4.UN POCO LOCO
5.BERNIE'S TUNE
6.DOXY
7.SLAN
8.A GEM FROM TIFFANY