JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

お歳暮に古ハム

2005年11月19日 | m-o

            

今年も、あと1ヶ月ちょっと、昔からあまり好きな習慣とはいえない、お歳暮の季節です。
「俺んとこには、そういうの一切いらないからね、そのかし俺も贈んないから」と言い続けたこともあり、我が家では贈ることもいただくことも、すいぶんと数が減ってきました。
それでも、何件かは必ず毎年贈ってこられるので、こちらが贈らないというわけにもいかず、しぶしぶ続けているところがあります。

「私に「お歳暮」を贈る奇特なお方、今一番ほしいのは現金です。ですから、贈ったつもりで、お互い出費を抑えましょうよ。」

お歳暮といえば、「ハム」ということで(?)
先日、大阪万博のチケットが出てきたタイムカプセル(お茶箱)に入っていた、バックの中身の一つを紹介します。

             

これは、私が中学校の時に取得した「アマチュア無線技師」いわゆるハムの免許です。二つ折りになった免許ですが残念ながら、開いたところは紹介できません。何故か、それは中学生時代の「眉目秀麗(びもくしゅうれい)」なる私の写真が貼ってあるからであります。
(「眉目秀麗」の意味がわからない方、けして調べるようなまねは、ご遠慮下さい。もし、「眉目秀麗」が本当であれば、私は喜んで開いたところを紹介するのですから.....)

ともかく、この免許、取得はしたものの私はほとんど利用しておりません。無線機も買いませんでしたし、たまに学校の無線クラブに顔を出し、
「CQ,CQ,・・・・・・・・・・」なんてやっただけです。
あ~らもったいない、でもねこの免許、書き換えがないんですよ。だから、私、今でも立派な「アマチュア無線技師」であります。

さてさて、バックといえばこのアルバム「JACKIE'S BAG」
1959年1月18日、ブルーノートのアルフレッド・ライオンはジャッキー・マクリーンの初リーダー・セッションを録音します。計5曲を録音しましたが2曲はボツ、3曲ではアルバムにならないとしばし保留。翌年9月1日、ティナ・ブルックスとマクリーンの双頭バンドを録音します。6曲録音されますが、またまた2曲がボツ。
「よーし、それじゃあこの2回の録音を合わせてアルバムにしよう」
「2つをいっしょにして何に入れようか?........そりゃあバックだわな」
ということで、このタイトルが生まれたとか。

この話には、まだおまけがあって、マクリーンのバックに入ったのは6曲、ブルックスとの双頭バンドの録音が1曲余っています、「ストリート・シンガー」です。そこでこのブルックス作の一曲をブルックスのバックに入れることにしました。ところがアルバムタイトル「バック・トゥ・ザ・トラックス」も、タイトル番号「4052」も、デザインまでも決定していたのに欠番となってしまいます。幻の「バック・トゥ・ザ・トラックス」は80年代に入ってから発売されました。

JACKIE'S BAG / JACKIE McLEAN
1959年1月18日[1-3],1960年9月1日[4-6]録音
JACKIE McLEAN(as) PAUL CHEMBERS(b) [1-6]
DONALD BYRD(tp) SONNY CLARK(p)  PHILY JOE JONES(ds) [1-3]
BLUE MITCHELL(tp) TINA BROOKS(ts) KENNY DREW(p)  ART TAYLOR(ds) [4-6]
1.QUADRANGLE
2.BLUES INN
3.FIDEL
4.APPOINTMENT IN GHANA
5.A BALLAD FOR DOLL
6.ISLE OF JAVA

おまけ、
気が早いのですが、みなさんへの「クリスマス・カード」をつくってみました。よろしければご覧あれ。  
「クリスマス・カード」はこちら