私の住んでいる地域で、今年最初のインフルエンザ患者が確認されたそうです。
気温も下がり、ちょっと油断すると体調を崩しがちです、みなさんもじゅうぶんにご注意下さい。
今日から我が家は外壁の塗り替え工事に入りました。
「せっかくだから、原色でバーンっと派手に塗ってもらおうか」と冗談で言うと
母が
「やめてくれよ、父ちゃんが一生懸命でやっと建てた家なんだから...」
と真剣に怒っておりました。
「心配しなくていいよ、俺だってそんな家住みたかないから」
じつをいえば、当然もう色は決まっており、母に選ばせた何色かの中からちょっと緑がかった淡い色をベースにすることになっております。
「母ちゃん安心してくれ」
築ウン十年の我が家、人間と同じで歳を取ればいたるところガタもきます。
私に甲斐性が無いばっかりに、立て替えもしてあげられずに...表の化粧だけで勘弁してやってくだせえ(オョオョオョ......)
話は変わりますが、今日突然、息子が携帯に電話をかけてきました。
「おやじ、チェロのいい曲ねぇ?」
なんだよ、たまーーーに電話よこしたんだから、出るなりそれは無いんでないの
「チェロ?なんだよ急に」
いやはや、これが笑い話みたいな話で、どうも今の彼女がチェロ好きとみえて(彼は友達と言っておりましたが)いわゆるJポップしか聴かない彼、友人にクラシックをたしなむ者など皆無なのでしょう、珍しく私に救いを求めてきたということらしいのです。
「急場づくろいで気をひこうとしてもだめだから、まして、ジャズのチェロなんて聴かせてもあわないから。素直にチェロなんてあんまり聴いたこと無いから、素敵な演奏があったら教えて、聴いてみるからって言ってみな」というと
「やっぱそうか」
21にもなるいい大人がくっだらねえことで電話してくんじゃねぇーよ!
「セロ弾きのゴーシュ」のネズミのように、お前もチェロでも聴いて「バカ病」を直してもらえ!このバカたれが!
それにしても、チェロ好きの彼女か?あってみたい気も......
さてと、私は「セロ弾きのカーター」でも聴きましょうか。大好きなエリック・ドルフィーの「OUT THERE」であります。
私も、弦楽器の弓弾きは嫌いじゃありません、いや好きですねぇ、バイオリンはいまいちなんですが、チェロやウッド・ベースを弓でやられると、ググッときちゃいます。
映画「真夏の夜のジャズ」で黙々とチェロを弾くネイト・ガーシュマンも良かったけど、このロン・カーターもなかなかなもんであります。もちろんドルフィーは言うことありませんが。
OUT THERE / ERIC DOLPHY
1960年8月15日録音
ERIC DOLPHY(as,fl,cl,bcl) RON CARTER(cel) GEORGE DUVIVIER(b) ROY HAYNES(ds)
1.OUT THERE
2.SERENE
3.THE BARON
4.ECLIPSE
5.17 WEST
6.SKETCH OF MELBA
7.FEATHER