刀八毘沙門天の1人で仏々

京都を中心とした“クイモノヤ”を‘自己中紹介

麺類・丼物 篠田屋(ラーメン~食堂)

2012年10月26日 22時22分47秒 | ラーメン(又は取り扱い店)
三条京阪北側、知る人ぞ知る 明治年間創業の大衆食堂。
さすがに明治から同じ社屋とは思えないが其が幼き頃より
全くと言っていいほど変わらない店舗は魅了的だ。

コカコーラの間にはさまれた篠田屋”の看板
大きな古びた提灯、店内に置かれた共通性のない調度品
どれをとっても普遍の美学がここにある。

メニューの中心に赤い大きな字で書かれた 中華そば、にしんそばやはりこの二点は看板メニューであることがこれでわかる。



10分ほどして出されたラーメン”は正に中華そば そのものだ。

透明度のある茶色のスープには、はじめから胡椒がかけれ、
食べずとも味わいが伝わってきそうである。



少し甘めの醤油味スープは鰹だし風味で昔懐かし”ではすましたくない
澄んだあっさり醤油味。
麺はストレート麺
張りのある、もちっ”とした肥えた麺だが食べたあとはスッキリ!

チャーシューではなく焼豚と言ってみたくなる
固く小ぶりなチャーシューは古くから愛されるロースで
クっと締まった身は1噛み1噛みに明治から続く4世代の重みが
感じられる・・・あっさりした意外なほどの秀作である。

450円という価格が篠田屋”の方向性を表している。
レトロなお店”と一口で言って欲しくない、
この空気感と佇まいが教えれくれるのは 普段の素晴らしさ
かもしれない。

ちなみに土曜休業”は気をつけたほうがいい!!

「京都市東山区大橋町111」

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