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何でも鑑定団に出される絵画の、贋作かどうかの見わけ方を教えよう。イラストレーターでも、画家でもまともなものはデッサンがしっかりしている。先日の藤田嗣治の画は、本物かどうかよりも、デッサンが滅茶狂っていた。藤田だってデッサンの狂ったものはある。しかし、藤田の真作と言えども、そんなものに価値はないと理解すれば良いのである。
その次に出てきた女流画家のものは、ともかくもデッサンはしっかりしていた。誰のものであろうと、上手いものは価値があるのであって、失敗作はダメなのである。そう考えれば、絵画でもイラストでも、評価基準は、ちゃんと書けているか否かである。高名な画家にも失敗作はある。イチローだって打率は4割にはならない。藤田作品だからという理由で好評価をあたえるのは、イチローが10割打者だというのに等しい愚であるのはお分かりか。
現に東山魁夷の晩年作は、目が悪くなって、見るに堪えないものだった。ネームバリューではなく、作品のできの良し悪しを評価基準にすべきなのである。技巧拙劣な上掲のイラストはいかがなものであるか。へたくそでもアキバにあふれている美少女画よりも発展性はある。
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