毎日のできごとの反省

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衆愚のトップ舛添知事

2016-05-15 16:27:22 | 政治

衆愚のトップ舛添知事

 猪瀬前知事は、不正献金で辞職した。多くの国民は政治家が多少なりとも金のかかる選挙のために、何らかの不正献金に手を染めているがばれないだけだと考えている。猪瀬氏はばれただけなのである。

 ところが舛添氏の場合の不正は、全て税金を個人的の贅沢に使っている、という点で猪瀬氏とは全く異なる。不必要に一泊20万近い外国の豪華なホテルに泊まって、個人で贅沢三昧をするとか、果ては家族の散髪代まで都庁につけ回しをしたり、勤務時間中に公用車で別荘に帰ってしまう。職務専念義務違反である。

 全てが私的な楽しみの経費を、都民の税金で払わせている。猪瀬氏のケースに比べ、下品でせこいこと極まりないのである。週刊文春には、就任の都幹部への挨拶で、西郷隆盛の遺訓を紹介して「万民の上に位する者、己を慎み、品行を正しくし、驕奢を戒め、節倹を勤め、職事に勤労して人民の標準となり、下民其の勤労を気の毒に思ふ様ならでは、政令は行はれ難し」と訓示したそうである。

 いまこれを思い出して赤面しなければまともではない。民主主義は衆愚政治に陥りやすいといわれる。舛添氏自身が愚鈍な衆愚の最右翼なのである。上に立つ者は「職事に勤労して人民の標準となり」、と知事は訓示した。

それならば、知事の訓示に従い、人民すなわち平の東京都職員は、週末の三時から別荘ならぬ、自宅に官用車で帰って、ゆっくり風呂に入って疲れを癒すのがよかろう。そんな立派な風呂がなければ、知事の別荘に行ってくつろがさせてもらう権利があると、知事自身が言っているのである。恥を知れ、という一言しかない。



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