毎日のできごとの反省

 毎日、見たこと、聞いたこと、考えたこと、好きなことを書きます。
歴史、政治、プラモ、イラストなどです。

ルーズベルト大統領は独裁者か

2018-03-09 15:28:42 | 歴史

 日米開戦時のF.D.ルーズベルトは、国民は厭戦気分から圧倒的に欧州戦争の対独戦に反対であったのに、日本に最初の一発を打たせることによって、日本の同盟国のドイツとの戦争に引き込むことを画策した、というのが定説である。主な根拠は、対独戦が始まって以降、日米開戦前の世論調査で対独戦参戦反対の声が圧倒的に強かったことと、ルーズベルトの三選の際に、対独参戦をしない、という公約をして当選したという二点にある。ふたつの根拠は現在でも確認できる事実である。

 ルーズベルトと対独参戦を画策していた大統領の周囲の関係者は、一人や二人ではあるまい。そのグループが集団で嘘をつき、過半の支持者を騙して当選することが、アメリカ大統領選挙では可能である、ということである。小生にはとても信じられない。素直に考えて、アメリカ合衆国は、少数のグループが国民が望まない、参戦を強行できるほどの独裁国家なのであろうとは思われないのである。

 現にヒラリー・クリントン候補とトランプ候補の大統領選挙で、トランプが勝つ、という予測した米国大手マスコミには、ひとつもなかったといわれているほど、クリントン候補が優勢であったと思われていた。にもかかわらず、当選したのはトランプ氏だったのは周知の事実である。

 選挙後、隠れトランプ支持者がいた、と識者は弁解している。それならば、クリントン優位を報じたマスコミによる調査は、信頼がおけない、ということに他ならない。別項に書いたように、第二次大戦参戦以前に、中立法改正と言う名の国際法の中立違反の立法や、対英武器援助、対独対策としてのグリーンランド等の保障占領、ドイツ潜水艦攻撃などの、対独敵対行為を執拗に行っている。

 ルーズベルトの政策に公然と反対したのは、かのチャールズ・リンドバーグらの少数派だけであった。大統領選挙で選挙民が候補者に、戦争か否かと言う重大案件で騙されるほど、アメリカの民主主義は脆弱なものであるとは小生には考えられない。もっとも当時のアメリカ民主主義とは、白人のためのものでしかないのだが。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿