6丁目のつぶやき

歩く、登る、耕す、聴く、造る、採る、乗る、見る、の写真ブログ徒然草

哀愁の高天神城跡

2019-03-24 | 
高天神城の名前が
天高く神々しい名前だと気に入り
格安航空券で名古屋国際空港へ降り
JR掛川駅からバスに乗り土方下車
看板もなく人に聞いて歩き出す

暖春ののどかな田園風景
黄色い夏みかん、菜の花、水仙の
艶やかな黄色と刈り込まれた茶畑
北海道からみると今の時期羨ましい




その背後の
小高い山が
目指す難攻不落の連郭式山城「高天神城」
城を構えるならここだと、
誰でも想像できる立地


信玄、勝頼と家康が
争奮戦を繰り広げ
高天神を制する者は
遠州を制する
と言われた別名鶴舞城だ

取り付いて
追手門址、馬場平、三の丸址、二の丸址、
本丸まで急峻な坂を
人の気配も無くひたすらに登る







その他
井戸曲輪、井戸、枡形土塁、堀切






等観て
山中を一周
万歩計は12000歩を超えて
崖地と樹木が立ちはだかる
取っつきにくい城だった


武田軍は長期籠城して
徳川軍の包囲網が挟まり
翌年に兵糧がつき城兵は全滅
難攻不落の城だったことは想像できた

帰りの道順を確認しながら
バス停に着けば
バス停の椅子は色褪せ
バスは1時間に一本と
強い陽射しを受けながらの時間待ち

田圃の片隅に千人碑の墓標だけが
寂しく目に入ったが
誰かがここに戦死者を祀ったのか?
これが山城の旅情というものか
コメント (1)
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