6丁目のつぶやき

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国指定重要文化財旧佐藤家住宅

2007-09-25 | 建築
積雪3mを超える豪雪地帯の昔の住宅は?
と興味があり、新潟港へ行く途中遠回りして寄って見る事にした
国道17号線から只見へ入る252号線を越後須原辺りで
山奥に2kmぐらい入ったところにお目当ての
国指定の重要文化財旧佐藤家住宅があった
今から270年前元文3年の建築だそうだが
あまりに山奥で
見学者は誰もいなく
管理人もいない
戸は開けっぴろげ、小銭を箱に投げ込むのみ



外観は周囲に基壇を設け、豪雪防護に横板を貼り、出入り口は軒先下屋があり
屋根は茅葺、消雪池を配す 多分消雪池だと思うが、稲が刈り込みを待っていた
しっくり、落ち着いた住宅である


豪雪に埋まった姿を想像すると、住宅が消えてすべてが真っ白に
冬の撮影が面白いかも かまくらに入っているようで
住む立場なになったら大変だろうが


大きな土間が建築面積の2/3を占め
住宅設計をしている小生としてみれば
シンプル多目的利用の憧れの間取りだ
柱、梁はぶっとく、天井は高く、欄間がトップライトの役目
いろりを囲んでいい空間だ 


コメント
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