褒めまくる映画伝道師のブログ

映画の記事がメイン。自己基準で良かった映画ばかり紹介します。とにかく褒めることがコンセプトです。

映画 モーターサイクル・ダイアリーズ(2004) 革命家チェ・ゲバラの若き日の旅行映画

2013年07月21日 | 映画(ま行)
 ちょっと昔にスティーブン・ソダーバーグ監督、ベニチオ・デルトロ主演のチェ 28歳の革命チェ 39歳の別れと今でも南米を中心に世界中で人気のある革命家チェ・ゲバラを描いた二部作があり、日本でもヒットしたのはまだ記憶に新しい?。
 しかし、正直なところあの映画を観ただけでは、どうしてチェ・ゲバラが本気で世界を変えようと革命に情熱を燃やしたかは、わかりにくいと思う。
 そんなチェ・ゲバラニ部作の前日譚にあたり、彼の中に革命家としての熱い情熱を突き動かす切っ掛けが描かれているのが、今回紹介する映画モーターサイクル・ダイアリーズ
 実は俺の本名をこんな所で明かすことは出来ないが、昔、南米出身の人達と仕事をしていた時に、俺の事をチェ・バラダと呼ばせていたのが非常に懐かしい思い出だ

 個人的な余談はどうでも良く、本作についてだがチェ・ゲバラが前述したとおり革命家に目覚める前の話。南米大陸を友人と2人で12,000キロもの距離を縦断するストーリー。その後の彼の革命家としての果てしなき闘争、そして過酷な運命を知る者にとっては、なかなか意味深で感動的シーンが連発だ。

 チョイチョイ喘息を起こしてしまうチェ・ゲバラの人生に多大な影響を与えた南米大陸縦断旅行とは如何なるものか。
 1952年、アルゼンチンのブエノスアイレスに住む医学生エルネスト(チェ・ゲバラ)(ガエル・ガルシア・ベルナル)は、少々調子乗りの友人アルベルト・グラナード(ロドリゴ・デ・ラ・セルナ)と一緒に、1台のぼろバイクで南米縦断12,000キロ極貧旅行に出かける。
 しかし、2人は旅行中に最下層の労働者、ハンセン病患者等との出会いを通して、南米諸国の社会、文明などあらゆる問題点に直面する・・・

 途中でバイクが動かなくなったり、南米独特の大自然の脅威に曝されたり、金が無くてマトモな所で泊まれなかったりでけっこう大変な目に遭っている。しかし、青春映画っぽさも感じるから大して悲壮感もないので決して途中で見飽きることもない。そしてマチュピチュ遺跡が見られるなど、南米大陸を感じられるのもこの映画の魅力の一つだ。

 正直、本作を観る前にチェ・ゲバラの事をちょっとぐらいは勉強してから観た方が良いと思うが、チェ・ゲバラと言う名前を聞いても全くピンと来ない人でも、青春ロードムービーとして楽しめ、ちょっと旅行した気分にぐらいはなれる映画です

モーターサイクル・ダイアリーズ 通常版 [DVD]
ホセ・リベラ
アミューズソフトエンタテインメント


 ちなみに監督はブラジル人のウォルター・サレス。この人のお勧めはビハインド・ザ・サン。マジでこの映画は心が震える超お勧め映画だ

 主演のチェ・ゲバラを演じるのがガエル・ガルシア・ベルナル。ちょっとひ弱そうなイメージが女性の心を鷲掴みにしている印象のあるラテン系俳優。この人のお勧めは、犬好きにお勧めのアモーレス・ペロス、そして抜群に面白いサスペンス映画Dot the i ドット・ジ・アイがお勧め

にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村 映画ブログ
     
 人気ブログランキングに参加しております。クリックお願いします






 

 
 
 
 
 
 

  
 

  
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする