褒めまくる映画伝道師のブログ

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映画 コーチ・カーター(2005) スポ根映画かと思ってたら・・・

2012年08月28日 | 映画(か行)
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 アメリカのある地域の高校において50%の生徒しか卒業できず、卒業した学生の大学への進学率はわずか6%。その地域のアフリカ系アメリカ人(黒人)の18歳から24歳の33%が逮捕されて、80%が大学ではなくて、刑務所行き。なんだかよくわかったような、わからないような統計の数字がサミュエル・L・ジャクソン演じる熱血バスケットコーチの口から飛び出てくる。
 こんな落ちこぼればかりの高校に行きたいと思わないし、とにかくそんな治安の悪いところに引越ししたくない

 ちなみに今回紹介する映画コーチ・カーターは実際の出来事に基づいた物語。特に多くの日本人は前述した数字を聞いて驚き、さらにアメリカには高校を卒業しても犯罪者の道に否応無く進んでしまう過酷な現実があるということを思い知る。

 ストーリーは前述したような治安が悪い地域で、落ちこぼればかりの高校のバスケットボール部のコーチに、かつての同高校のバスケット部OBで名選手としてならしたカーターが就任する。彼は徹底した規則をバスケットボール部に持ち込み、スパルタ教育を実施する。
 バスケットボール部は色々と問題を抱えながらも急激に力をつけていく。しかしカーターがコーチとして最優先したことは、部員のバスケットの能力を伸ばすことでなく、『大学にいけるように勉強しろ』と言うことだった。果たして、この主張に対してどれだけの人が納得できるか

 日本は優秀な職人が多く育つ土壌がありながら、すっかり学歴社会を優先させたおかげで本当の意味での職人さんがメッキリ減ってしまった。現政権が高校無償化なんていう更なる学歴社会を推し進めてしまったために、益々日本の良さが失われることにならないか心配だ。
 しかし、アメリカのようにあらゆる面で勝ち負けの格差が大きく、強欲資本主義経済の社会において、『スポーツよりも勉強』と言うバスケットのコーチとは思えない程の現実主義は個人的には賛成だ。

 表面状はダメチームが熱いコーチの指導の下で選手たちが成長していくスポーツ根性映画の趣があるが、実は前述した統計的な数字の問題に直面している社会派映画と言った方が当てはまっている。しかしながら、バスケットの試合シーンはこの映画の見せ場であり、なかなかの臨場感がある。
 単なるスポーツ映画では物足りないと言う人にお勧めしたいコーチ・カーターを紹介します

コーチ・カーター スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]
サミュエル・L・ジャクソン,アシャンティ,ロブ・ブラウン,ロバート・リチャード
パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン


 小さなスポーツ用品点を経営するケン・カーター(サミュエル・L・ジャクソン)はリッチモンド高校のバスケット部のコーチに就任する。リッチモンド高校は落ちこぼれの集まりで、犯罪多発地域に立地していた。
 かつてケン・カーター(サミュエル・L・ジャクソン)は同高校バスケットボール部のOBであり、名選手としてならしていた。しかし、今のリッチモンド高校のバスケット部は超が付くほどの弱いチーム。そんなバスケットボール部を立て直すために彼が行ったことは、厳しいバスケットの練習以外に規則を設けること。
 それは『授業には必ず出席して、最前列で受けること』『『学業の成績は決められた一定の数字以上を取ること』『試合の日はネクタイ着用のこと』等、守れない選手は試合に出させない。

 ある日、選手たちの殆んどが規則を守れなかったことを知ったケン・カーター(サミュエル・L・ジャクソン)は練習場を閉鎖し、更には試合も行うことを拒否して、選手を図書室へ集めて勉強させる。しかし、学校関係者など周囲の人間はそんな彼のやり方に反発しだすが、ケン・カーター(サミュエル・L・ジャクソン)は決して信念を曲げることをぜず・・・コーチと選手の熱い絆に感動し、果たして選手たちの未来は?ぜひ映画を観てください



 主演のバスケットボール部のコーチカーターを演じるのは個性派黒人俳優のサミュエル・L・ジャクソン多くの作品に出演する名優。お勧め作品は多くありますが、彼が主役級となるとクエンティン・タランティーノ監督のパルプ・フィクション、ポール・トーマス・アンダーソン監督のハードエイト等。

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