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映画 影なき狙撃者(1962) とても面白い政治サスペンスです

2013年04月04日 | 映画(か行)
 リアリティがあるかないかは別にして、東西冷戦を背景にした政治サスペンス映画はハリウッドにおいて面白い映画がたくさんある。しかも現実に東西冷戦の最中に製作された政治映画ほど面白い。今観ればどこか素っ頓狂な内容に思えても、実際にその時代に観た人にとってはなかなかリアリティがあったり、ホラー以上に恐怖的な感覚で観られたのかもしれない。今回紹介する映画影なき狙撃者も朝鮮戦争から東西冷戦時代にかけての時代が背景。マッカーシズムを思わせるアメリカの情勢も描かれており、アメリカが共産主義に対して非常な恐怖感を持っていたことがよくわかる。

 しかも、この映画の面白いところはマインドコントロールを上手く使っているところ。せっかく売れていた女性芸人が、一度に300万円も使って服を買ったり、焼肉を食い過ぎて太ってしまったり・・・等など色々な奇行の現実を見聞きするとマインドコントロールって本当に恐ろしいということがよくわかったが、本作品で使われるマインドコントロールは、あるキーワードを見ると無意識の内に人を殺してしまうという設定。そのようなマインドコントロールがアメリカの要人暗殺の手段として使われるという大袈裟な展開が抜群に面白く、反共プロバガンダ的な内容にも受け取れるストーリーとは如何なるものか

 朝鮮戦争に従軍していたアメリカ軍のマーコ大尉(フランク・シナトラ)、レイモンド(ローレンス・ハーヴェイ)たちの部隊は北朝鮮側の捕虜となってしまう。
 朝鮮戦争の休戦協定後に、マーコ大尉(シナトラ)、レイモンド(ハーヴェイ)は帰国するが、レイモンド(ハーヴェイ)は捕虜となった部隊を勇敢な行動で助け出した英雄として賞賛される。しかし、マーコ大尉(シナトラ)は帰国後に軍部に戻るが、いつも原因不明の悪夢に襲われ、ついに強制的に休暇を押し付けられる。
 実はマーコ大尉(シナトラ)たちは捕虜になった時に中国共産党にマインドコントロールに掛けられており、特にレイモンド(ハーヴェイ)はダイヤのクイーンを目にすると相手の言いなりになってしまうように洗脳されていた。
 マーコ大尉(シナトラ)は休暇中に一緒に朝鮮戦争を戦った部下の言動や旅の途中で逆ナンされて恋人になったローズ(ジャネット・リー)の協力のお陰で、自分たちが捕虜として囚われていた時の出来事を思い出し、レイモンド(ハーヴェイ)が次期大統領候補を暗殺するようにマインドコントロールをされていることを突き止め、さらにマーコ大尉(シナトラ)は暗殺実行を阻止しようとするのだが・・・

 コーマ大尉(シナトラ)やレイモンド(ハーヴェイ)達が捕虜となってマインドコントロールを掛けられているシーンが印象的。その時にスターリンと毛沢東の肖像が大きく写されていますが、何故か吐き気がした。
 レイモンド(ハーヴェイ)の母親(アンジェラー・ランズベリー)はバリバリのタカ派発言を繰り返し、再婚相手が副大統領候補で徹底的に共産主義者を糾弾していますが、この辺はアメリカの政治に詳しい人は面白いし、結末への伏線としてうまく活かされています。
 フランク・シナトラと朝鮮人(個人的にはそれほど朝鮮人に見えないのですが)の格闘シーンが笑える。ジャッキー・チェンやボーン・シリーズを観ている者にとっては、流石に時代を感じさせ、何となく微笑ましくなるような格闘シーンを観ることができる。
 マインドコントロールの怖さを実感し、後半の二転三転するドンデン返しは結構な驚きを味わえる。社会派作品にサスペンスを盛り込んで観ている我々を楽しませてくれるハリウッド映画の凄みを感じさせる影なき狙撃者はお勧めです

影なき狙撃者 [DVD]
フランク・シナトラ,ローレンス・ハーベイ
20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント


 ちなみにデンゼル・ワシントン主演のクライシス・オブ・アメリカは本作のリメイクです。
 監督はジョン・フランケンハイマー。本作品で見られるような骨太な政治サスペンスに手腕を発揮する印象があります。特にイスラエルの諜報員とアラブのテロリストとの対決を描いたブラック・サンデーはお勧めです。
 アクション映画においてはジーン・ハックマン主演のフレンチ・コネクション2、ロバート・デ・ニーロ、ジャン・レノ競演のRONINは娯楽作品としてお勧めです

 マーコ大尉を演じるのがフランク・シナトラマイ・ウェイ等の大ヒット曲で知られるシンガーとして有名。しかし、俳優としてのキャリアも申し分の無い大スター。彼の出演しているお勧め作品はフレッド・ジンネマン監督の名作地上より永遠に、オーシャンズ11のリメイク基になっているオーシャンと十一人の仲間がお勧めです。

 フランク・シナトラの恋人役でジャネット・リー。アルフレッド・ヒッチコック監督のサイコが超有名。もうすぐ公開のヒッチコックではジャネット・リーの役をスカーレット・ヨハンソンが演じています。

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コメント (1)   この記事についてブログを書く
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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
冷戦 (PineWood)
2017-07-23 07:42:01
アルフレッド・ヒッチコック監督も東西冷戦を背景にした恐怖映画を撮っていましたね。確かショーン・コネリーとジュリー・アンドリュースが出演しているスパイ映画。

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