頭の中は魑魅魍魎

いつの間にやらブックレビューばかり

『カメレオンの影』ミネット・ウォルターズ

2020-06-10 | books
アクランドはイラクで従軍中、爆弾で片目を失い帰国。入院中から女性看護師に嫌悪感を露わにするようになってきた。男性が連続して撲殺される事件が。アクランドが容疑者として浮上する。彼がたまたま出会ったホームレス、元婚約者、担当の精神科医。誰が本当の事を言い、誰が嘘を言っているのか。

「翻訳ミステリーシンジケートの書評七福神の今月の一冊」に挙げられていたり、ネット上でも評価が高い。amazon.ukでは4点以上だった。

しかし、長い。果てしなく長い。600頁ちょつと。アクランドの内面が丹念に描かれ、またジャクソンという医者でありレズビアンであり筋肉モリモリの女性が彼の庇護者として登場してから面白くなるのではあるけれど、そして真相に驚くのではあるけれど、、、

長い。牛丼の並なら20分、フレンチフルコースなら3時間なら適当かと思うが、フルコース(ぐらい美味しい食事)を7時間ぐらいかけて食べた感じ。口が疲れてしまった。もしかすると来年読めばすごく面白いのかも知れないのだけれど。

 

今日の一曲

「関ジャム」で紹介されていた。歌詞がなかなかすごい、今井美樹で「半袖」



では、また。


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