頭の中は魑魅魍魎

いつの間にやらブックレビューばかり

『ペインレス』天童荒太

2018-05-17 | books
痛みについて並々ならぬ興味を抱く、ペイン内科クリニックの医師野宮万浬。大学病院の麻酔科にいたが、直接外来で患者を診たくなり、小さなクリニックに移って来た。冷たいが腕は確かだと評判になった。前々から興味を持っていた無痛症の患者を紹介してもらうことになった・・・他人の気持ちを理解することの難しい医師。患者と寝ることに罪悪感はない。事故で無痛症となった男性。過去とは。

うーん。あまり楽しめなかった。上巻を苦痛とともに読んだので、下巻はザザッと流した感じ。ちゃんと熟読すれば何かあるのかも知れないけれど。

全体的にリアリティが感じられなかった。意外性はあるけれど、天童荒太作品にある、グイグイとこちらの神経に迫って来る感じがしなかった。私のせいかも知れないし、そうではないかも知れない。よくワカラン。

ペインレス 上巻ペインレス 下巻

今日の一曲

GENTLE FOREST JAZZ BANDで、「月見るドール」



では、また。
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