頭の中は魑魅魍魎

いつの間にやらブックレビューばかり

『キラキラ共和国』小川糸

2017-12-17 | books
「ツバキ文具店」の続編。主人公鳩子は結婚することになった。娘のいる男性と。その三人の幸福な生活を中心に、代書を依頼してくるお客さんの話や、ご近所の話。鎌倉に実在するお店の話など・・・

相変わらずの小川糸クオリティ。ほのぼのした話をほのぼのした文体で描く。ストーリーに意外性があるわけではないけれど、そしていつも小説に意外性を求めているわけじゃないので、こういう小説をたまに読むと、癒される。(癒されるってどういう意味だ?傷が治るという意味だとすると、傷がついていたのか?俺のハートには?「癒される~」って書いているそこの女子。君のハートは傷ついているのか?)

私にとって妙本寺は、自分自身とデートできるかけがえのない場所だった。

目を閉じて、キラキラ、キラキラ、と心の中で念じるだけで、心の暗闇に星が現れて明るくなると。


キラキラ共和国

今日の一曲

No Doubtで、"Don't Speak"



では、また。

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