頭の中は魑魅魍魎

いつの間にやらブックレビューばかり

『乗客ナンバー23の消失』セバスチャン・フィツェック

2018-05-13 | books
豪華客船内で妻子が行方不明になり、自暴自棄になった囮警察官マルティン。息子のテディベアが出て来たとのことで、件の船に乗り込む。船内では、怪しい小説家、窃盗、自殺志望の少女などの怪しい面々が揃っていた。バラバラなピースが結びついていくと・・・

うーん。凄いと言えば、確かに凄い。事件が解決しだと思ったら違う真実が出てくる。あとがきの後にさらに、エピローグがある。(そんな小説、初めて読んだ)

しかし、話はグロテスクなぐらいややこしく、グロテスクなぐらい人間関係が複雑で、テクニックがグロテスクなほどに先走っている。

書評七福神の三月度のベストでは、激賞されていたけれど、それほどは楽しめなかった。

乗客ナンバー23の消失

今日の一曲

ももいろクローバーZで、「笑一笑 ~シャオイーシャオ!~」



では、また。
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