頭の中は魑魅魍魎

いつの間にやらブックレビューばかり

『ケイトが恐れるすべて』ピーター・スワンソン

2019-10-19 | books
ロンドンで一人暮らしをしているケイト。会ったことのない又従兄弟のコービンが仕事でロンドンに行くので、半年住まいを交換しようと提案され、ボストンに行くことにした。コービンの住まいは三階建てのドアマンがいるような豪華なアパートメント。何人かの住人と知り合いになった。すると、隣人のオードリーが殺されてしまった。住人によるとコービンとオードリーは恋愛関係にあるはずなのに、コービンはそれを否定する。なぜ?殺したのは彼なのか?

ケイトは強迫神経症気味で、周囲に対していつもビビっている。この不安定な語り手の存在がユニーク。それと章を替えて、コービンが語り手になるのだが、真相(なぜ交際を隠したのか)(誰が殺したのか)について明らかになると、思わず、そう来たかっ、とつぶやいてしまった。ちょっと長いかなーとは思ったけれど、なかなかの秀作だった。

 

今日の一曲

Matchbox Twenty - She's So Mean



では、また。


コメント   この記事についてブログを書く
« 『欺す衆生』月村了衛 | トップ | 『罪と祈り』貫井徳郎 »

コメントを投稿