「螺旋」サンティアーゴ・パハーレス ヴィレッジ・ブックス 2010年
El Paso de la Helice, Santiago Pajares 2004
大ベストセラーSF小説「螺旋」に次の巻が出ない。なぜなら作者トマス・マウドがどこにいるか分からないから。出版社社長の命を受け、探しに行く編集者ダビッド。スペインの田舎町で作者は見つかるのか・・・ドラッグ中毒のフランのエピソードを織り込みながら・・・
ふむ。悪くない。と言うか無駄に長いなーと思って読んでいた。そしてトマス・マウド(この小説の中のフィクション)が何者なのかそれだけを追って読んでいた。そして、それが誰だか分かった時、おーと驚きかつ巧いなーと思った。そして深く反省した。
この本はその謎解きだけを追って読むべき本じゃないと。ラストに至る過程で色々と語られる事、その全てを楽しむべき本だった。登場人物を色々あちこち愛でるべきだった。
しかし和歌っても、五ー七ー五ー!じゃなくて、分かっても既に遅い。最初から読み返す気にはちょっとなれない。ラテン・アメリカ文学とかスペイン文学とどうも縁がないのだがなぜだろうか?ラテン系と言うよりガテン系だからだろうか。
たぶん貴方の方が私よりもずっとこの「螺旋」を楽しめるはずである。かしこ。
あ、そうそう。記事の一番最初にあった「このブログの説明・目次」は下(時間的にずっと過去に)に持って行きました。なんか邪魔かなと思ったので(ずっと前から置いてあったのに、今さら?) カテゴリーの一番上に置きましたのでそちらから見に行くか、目次はブックマークの一番上に置いてありますのでまたそちらも宜しくお願いイタチます。
螺旋サンティアーゴ パハーレスヴィレッジブックスこのアイテムの詳細を見る |
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます