頭の中は魑魅魍魎

いつの間にやらブックレビューばかり

『大家さんと僕』矢部太郎

2017-12-07 | books
一軒家で、一階には大家さん、二階には芸人矢部太郎が暮らす。漫画で描く、大家さんとの触れ合いノンフィクション。

ほのぼのとした絵、大家さんと矢部の世代間ギャップ、大家さんのキャラクター、すべてが素晴らしい。

伊勢丹にタクシーで行く、やや上流の家庭で暮らしたらしい87歳のおばあちゃん。色々と矢部に気遣ってくれ、会話したり一緒にでかけたりする。

一緒に中華料理を食べに行くと、とてもゆっくり食べる。マイナイフまで持っていって小さく食材をカットする。4時間かかって食事を終える、とか。松島に行ったのは、いつだったかと尋ねると、「国鉄最後の年だったわね」と答えたりする。

とてもチャーミングなおばあちゃんの良さと、それを受け止められる矢部太郎。とてもいい話だった。

大家さんと僕

今日の一曲

岡村靖幸で「ビバナミダ」



では、また。
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